■もはや“徒歩旅”――出演女優が辛すぎて号泣
たとえば、昨年7月放送の『ローカル路線バスVSローカル鉄道 乗り継ぎ対決旅 第24弾』では、太川率いるバスチームと、村井美樹(46)率いる鉄道チームが、福島県の小名浜港から栃木県の日光東照宮までを2日かけて移動したが、2日目は両チームとも徒歩での移動が非常に多かった。バスチームは18.6キロ、鉄道チームは14.9キロも歩いたのだ。
そして、そんな過酷すぎる収録に出演者が苦言を呈するのもお約束となっている。女優の宮地真緒(42)が出演した『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第17弾』(2014年)では、広島県尾道市と愛媛県今治市をつなぐ「しまなみ海道」を23キロ歩かなければならず、宮地は「路線バスの旅ってウソじゃんって思いました」と言い、「もう歩けません」と号泣してしまったことで知られる。これはルール上、海道を走る高速バスが使えなかったことが原因。
また、元スピードスケート選手でタレントの高木菜那(33)は派生企画『ローカル路線バス乗り継ぎの旅W』のキャプテンを務めているが、25年12月6日放送の『二軒目どうする?〜ツマミのハナシ〜』(テレビ東京系)で『バス旅』の話題になり、「3泊4日で50キロは普通に歩いたりとかする」と驚くような話している。路線バスの廃止・減便も影響しているということだ。
「そのほか多くの出演者が悲鳴を上げていますよね。もはや徒歩ありきな感じで、バスや鉄道を使って旅をする――という前提条件が崩壊しているともいえますよね。そんな状態が続いていたうえで、今回の前園さんの大ケガ。それを受けて視聴者からは、あらためて番組の内容に疑問を呈する声が増えているようですね」(前出の制作会社関係者)
今回、前園が半月板損傷という大ケガを負ったことで、
《なんでバス旅で半月板損傷するの?アレってもう既にバス旅というよりも過酷な徒歩旅になってるやん。企画内容根本から変えるべきやで》
《旅バラ好きな番組だけに残念。でも、最近は演者に過酷さを求めすぎだなと思ってた。もっとほんわか旅で良いのに…》
《バス旅を含むこの企画 バスや鉄道が無いとひたすら歩く事になるからもう少し負担減らすルール作りも必要かなと思います》
《普通のバス乗り継ぎ旅も路線バス衰退の影響で長距離徒歩ありきになってたりするし、テレ東はこれを機にこの手の番組コンセプトやルール見直したほうが》
といった厳しい声が多数寄せられている。
そんな『旅バラ』シリーズだが、『バス旅』から派生した新企画も展開中。今年1月9日には、太川がずっと鬼を務めバラエティに富んだ5人の猛者たちと鬼ごっこする『路線バスで鬼ごっご!~バス旅マスター太川から逃げ切れ~』を放送。さらに2月20日には、全国から小学生を募り、『THEバス旅Jr.』と題した新企画を予定していると発表している。
「“太川さん依存”がさらに進んでいますよね。ご本人はお元気で毎回、怖ろしいほどの早歩きを見せてガチンコ勝負を繰り広げていますが、もう67歳ですからね。太川さんに何かあれば、『バス旅』は畳まざるを得ないほどの依存度です。ただ、太川さんは自分のYouTubeチャンネルでも『シンバス旅』を展開するなど、本当に『バス旅』が大好きなようですが……。
当初は、太川さんと蛭子さんの番組としてスタートした『バス旅』。近年のハード路線は、今回の前園さんの大ケガを機に変わっていかざるを得ないのではないでしょうか」(前同)
多くのファンを持つ『バス旅』。良い形で続いてくれればいいが――。