■3着がせいぜいでも桜花賞は楽しみ!
もっと、皆さんに競馬の面白さをお見せしたいと、エピファネイア産駒のアランカールと臨んだチューリップ賞は、極端なスローペースに泣き、桜花賞の優先出走権を確保する3着するのが精いっぱいのレースとなってしまいました。
メンバー構成から、ある程度スローになるとは思っていましたが、誰も前に行きたがらず、中団に付けた僕とアランカールにとっては、厳しい展開です。
それでも、上がり最速で3着を確保できたことは、間違いなく次の本番、桜花賞につながるレースになったと思います。
3月15日は、中京のメインレースGII金鯱賞に挑みます。
金鯱賞といえば、衝撃の走りを見せたサイレンススズカ。そして3月15日は、僕の57回目の誕生日です。パートナーは、ディープインパクトの血を受け継いだジューンテイク。何よりジューンテイクは、主戦だった藤岡佑介センセイの思いが詰まった1頭です。
勝負は時の運ですが、負けられない、負けたくない、何がなんでも勝ちたいレースです。
武豊(たけ・ゆたか)
1969年3月15日、京都府京都市生まれ。1987年3月1日にJRA騎手デビュー。翌1988年、スーパークリークで菊花賞を制しGI初勝利。以後、オグリキャップ・サイレンススズカ・スペシャルウィーク・ディープインパクト・キズナ・キタサンブラック・ドウデュースなど歴代名馬の手綱を取り、国内外GI通算100勝超を達成した“レジェンドジョッキー”である。2018年9月には史上初のJRA通算4000勝、2024年度JRA賞特別賞と黄綬褒章を受章、2025年8月5日には前人未到の4600勝を達成した。現在もトップクラスで騎乗を続ける“競馬界の第一人者”兼“最多記録更新請負人”。