■サワの幸福な姿にスピンオフを願う声も

 サワ(円井)は教師になって貧乏暮らしを脱却しようと猛勉強するなど自立的な女性。松江編の終盤では、教師・庄田多吉(濱正悟/31)と両想いになるも、自分の信念やトキ(高石)への対抗意識から庄田のプロポーズが受け入れられず、破局。視聴者からは、庄田の“自分の給料で借金を返し長屋を出よう”という提案がマズかったのでは、という声も寄せられていた。

 そんなサワと庄田だったが、庄田が、サワが自力で教師になれた後に再プロポーズしたことで、今度こそゴールイン。2人はトキに結婚したことを伝え、幸せそうな笑顔を見せた。

 サワと庄田の恋物語が明るく決着したことに視聴者は歓喜。Xでは《サワちゃん》《サワさん》がトレンド入り。スピンオフ化を望む声も多い。

《おサワちゃんと庄田さんの物語を詳しく知りたい。スピンオフでやってくれ〜》
《おサワが努力して正規の教師になって自力で長屋を出るまで庄田さんずっと待ってたのね。なんて理想的な結ばれ方なんだよ!その顛末も見たいよ!》
《あれからおサワちゃんが努力に努力を重ねて教員に臨み、見事教員試験に受かって自力で長屋を出、庄田さんと結ばれるスピンオフください。。》

 そして、数話だけかもしれないが物語の舞台が熊本から松江に戻ったこと、多くの登場人物の再登場したことに対して、

《ばけばけ なんか、松江ホッとするぅ。転居地がつまらんのわかる気がするぅ。慣れ親しんだ、という意味でね。どこも住めば都。ただ、このドラマで言えば、松江をじっくり描いたのは視聴者(私)も同じ心境になるのを狙っているのかいないのか…》
《なんだろう、この松江の安心感》
《あーやっぱり松江は良いなあってしみじみ思いました(熊本が悪いとかじゃなく)》
《熊本のお話も好きじゃけどもやっぱり松江のメンツさいこに大好きすぎて朝からめちゃめちゃはっぴー》

 と、安心感を覚えるという声も。

 松江の“安心感”――直前の第22週(3月2日~6日)の週平均世帯視聴率が14.7%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)だったこともそうだが、『ばけばけ』は舞台が熊本に移った第20週(2月16~20日)から物語が停滞し、視聴率も振るわずにいた。話の停滞は“小泉八雲が熊本での生活を退屈すぎると嘆いていた”という史実を意識したのだろうが、結果としてドラマ自体が”退屈“になってしまい、視聴者が離れてしまったと見られる。

「第20週からの熊本編でも多くの新キャラクターが登場し、主人公夫婦との交流なども描かれてはいました。ですが、松江は25年9月29日の初回から第19週(2月9日~13日)までじっくりと描かれていて、そこに住む人たちの掘り下げも丁寧に描かれていましたよね。

 錦織やサワが良い例ですが、視聴者からも愛着を抱かれていたキャラも多く、彼らの周辺も含めてキャラクターたちの背景描写も視聴者の頭にしっかり入っている。それもあって、松江の面々に愛着を抱いている視聴者は多いのではないでしょうか」(テレビ誌編集者)

 3月11日放送回では、松江編の重要人物だった“ある人物”も登場すると告知されている『ばけばけ』。注目する視聴者は多そうだ。