昭和の遺産だったスナックが今、“オトナの社交場”として再注目されている。
「スナックを学術的に研究するスナック研究会によると、2021年時点で全国に存在するスナックは約5万店舗。また中小機構のデータでは、50〜60代男性の10人に1人が“今後も利用したい”と回答しています。
令和になっても、スナックは根強い人気があると同時に、新たに店を訪れる若者も増えています」(生活情報ライター)
漫画家で、自身も新宿区荒木町にある『秋田ぶるうす』でマスターを務める東陽片岡氏は、スナックの魅力について、こう言う。
「近所に一つ、終電を気にせず飲めるスナックがあると、人生の楽しみが増えます。入ったことのない店でも、身構えずに挑戦してみてほしいですね」
そこで今回は、スナックで好かれるお作法を徹底調査。都内近郊で店を開く百戦錬磨のママたちに、“嫌いな客&好きな客”を本音で語ってもらった。
「スナックはね、教室なの。私が先生で、お客さんは生徒。だからルールは私が決めるし、生徒同士は仲良くしないとダメ。褒めて譲って助け合う、それがウチのルール!」(足立区の琴子ママ・仮名=以下同)
「嫌いな客は自分勝手なヤツ。店の女の子が他のお客さんと話したら不機嫌になるオヤジとか、最悪。あと、一見さんがドアを開けて“初めてですけど、2人いいですか?”と言ってくれると、すごく好印象。こっちも前に来てくれたお客さんか、分からないときもあるから」(新宿区の君枝ママ)
前出の東陽氏も、マスター目線でこう話す。
「日常生活の最低限のマナーを守っていれば、お互い楽しく過ごせるというのが前提です。ただ、ケチで配慮がない振る舞いは嫌がられますね。
酒も頼まずダラダラと居座ったり、泥酔して寝たり、便所を汚したり。自慢話や説教をママや他の客にするのも、野暮ですね」