フジテレビは3月9日、今春から編成を全日で24.2%、ゴールデンで37.1%、プライムで40.6%という大改編を実施すると発表。編成の担当者は「かつてないほど大きな変革の時」だと説明した。

「フジテレビは昨年1月以降、芸能界から引退した中居正広氏(53)の女性トラブルに端を発した“フジテレビ問題”により未曽有の大ダメージを負いました。現在はスポンサーも戻るなど回復しつつあるものの、依然として厳しい状況にあると言われています。

 今回の大改編は開局以来の大騒動を経てということでしょうが……現在放送中の1月期ドラマも視聴率が振るわず、苦戦を強いられていますね。視聴率が悪いとスポンサーも離れかねないわけですから、その意味でも厳しい局面を迎えています」(民放キー局関係者)

 現在、テレビ界ではコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)を重視しているといわれている。

「コア視聴率はCM獲得に直結する数字です。ですので各局その数字を取りにいっているのですが、そのコア視聴率は3%取れれば成功、5%台なら文句なしの超高視聴率です。ですが、現在放送中の1月期フジドラマはいずれも、コア視聴率は1%台かそれ未満。かなり厳しいことになっています」(前同)

 フジテレビ系のドラマ枠で、主力とされているのは『月9』、『火9』、『水10』、『木曜劇場』(夜10時~)の4枠。今期は月9から順に、橋本環奈(27)主演の『ヤンドク!』、福士蒼汰(32)主演の『東京P.D. 警視庁広報2係』、反町隆史(52)、大森南朋(53)、津田健次郎(54)がトリプル主演する『ラムネモンキー』、玉木宏(46)主演の『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』の4作が放送中だ。

 月9ドラマ『ヤンドク!』は、橋本演じる元ヤンの破天荒ドクター・田上湖音波(橋本)が主役の痛快医療エンターテインメント。放送前には、脚本が橋本主演のNHK連続テレビ小説おむすび』(24年後期)を手掛けた根本ノンジという点も、“おむすびタッグ”と注目されていた。放送開始後には、手術シーンがアニメーションであること、病院の外観がフジテレビの湾岸スタジオであることに“フジテレビ問題の余波での節約か?”という声も上がった。

 火9ドラマ『東京P.D. 』は、広報と捜査現場の刑事の意地とメンツ、対立と葛藤を描く完全オリジナルストーリーの社会派警察ドラマ。シナリオの評判は悪くないが、視聴率は振るわない状況にある。

 水10ドラマ『ラムネモンキー』は、人生に迷いながらもふとしたきっかけで1988年の記憶に立ち返る、性格もバラバラな凸凹3人組の再会と再生を描いた、笑って泣ける青春回収ヒューマンコメディミステリー。反町、大森、津田というキャスティングや設定からも、やや上の層を狙っている感じも。

 木曜劇場『プロフェッショナル』は、コンプラ度外視な“最強”保険調査員・天音蓮(玉木)が仲間たちとともに保険金詐欺疑惑案件の真相を追う痛快エンターテインメントドラマ。