King & Prince(キンプリ)の高橋海人(24)とSixTONESの森本慎太郎(25)によるダブル主演が話題の日曜ドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)。話題と事前宣伝からすると、期待外れの低視聴率発進となってしまった。
同作はバラエティ『たりないふたり』(同局系)でコンビを組んだ、オードリー・若林正恭(44)と南海キャンディーズ・山里亮太(45)の半生を、実話をもとに描く青春サバイバルドラマ。若林を高橋、山里を森本が演じる。
4月9日放送の第1話は、コロナ禍の中、若林と山里の無観客配信ライブのステージから始まる。そこから、初対面でいきなり居酒屋で二人きりにされた12年前、ほろ苦い思い出ばかりの高校時代、子ども時代と、極度に人見知りな超ネガティブ男・若林と、被害妄想と嫉妬に包まれる男・山里の過去が描かれた。
視聴者のツイッター上の反響は、「お笑いに詳しくないと楽しめない感じなのかなと思ってたけど、全然そんなこともなく、大げさかもしれないけど、山ちゃん若林さんの役を背負う覚悟が、主演の2人からビシビシ伝わってきた」など、高橋と森本の演技への称賛の声が多かった。
「主演の2人の演技は好評でしたが、その一方で主人公の言動にドン引きしてしまった視聴者が多いようです。特に小学生の山里がクラスで人気の男子に嫉妬して、彼のサッカーボールをカッターで切った、というエピソードなどは、深夜ラジオのリスナーなど熱心なファンなら受け入れられても、知らないとちょっとキツい。
また、若林の、将来の目標が見つからず、鬱屈した様子も共感できなかったのかも。教室の前の席に座る春日の後ろ髪を、こっそりハサミで切っていくエピソードは、オードリーのファンにはおなじみでも、それ以外には謎の行為すぎて、楽しめなかったのかもしれません」(ドラマライター/ヤマカワ)