■視聴者がさらに離れる山里亮太のヤバさ
そのせいか、世帯平均視聴率は4.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、前期放送の『ブラッシュアップライフ』第1話の5.7%から1ポイントダウン。バカリズム(47)の脚本と安藤サクラをはじめとする女優陣の演技が絶賛された前作の勢いに乗ることはできなかった。
高橋と森本が、モデルになった2人に寄せていると評判だったが、そのために一般視聴者が離れてしまったとしたら、皮肉な結果だ。
「山里は同期の売れっ子コンビや、女優やボクサーとして注目される、相方のしずちゃんへの嫉妬など、さらにドン引きされそうな過去エピソードが山とあります。明るいシーンが入ってくれば、その毒も中和されるでしょうが、リアルすぎる森本の演技がそれも吹き飛ばしてしまうかもしれず、悩ましいところです」(同上)
お互いのコンビがブレイクしても、若林と山里の苦悩は消えることはなく、そこから漫才コンビ・たりないふたりの結成となるのが、モデルとなる実話の展開だ。これにオリジナルエピソードを交えて、早く笑いと涙の物語となってくれればいいのだが……。