3月5日に開幕した第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。すでに日本代表「侍ジャパン」は3月14・15日に行なわれる準々決勝にコマを進めている。
今回のWBCは地上波での放送はなく、Netfilxで独占配信されるということが開幕前から物議を醸すことに。開幕後も多くの意見が出ているNetflix独占配信だが、風向きが変わりつつあるとも言われている――。
「WBCは、地上波で老若男女が楽しめるイメージがありましたが、今回はNetflixと契約しないと見られないと。契約手続きが面倒だという声、月額料金を払わなければいけないことに不満を言う声少なくないですよね。地上波ではないことから、野球居酒屋やスポーツバーなどでのパブリックビューイングが難しくなってしまった、という声もあります」(スポーツ紙記者)
芸能界からも異論を唱える声が多い。タレントの伊集院光(58)は3月9日深夜放送の『月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で、まだ「誰もが配信を見ていて当たり前」の時代ではないとコメント。地上波の番組がNetflix側のルールに合わせて試合映像をほとんど流さず、スタジオで解説者たちが観戦している表情だけを映すような構成になっていることに「何を見せられてんの?」と疑問を呈した。
そんなNetflixのWBC独占配信には、
《ネット環境のない地方やお年寄りのことを全然考えていない。ネトフリもWBCも金儲けしか考えていない》
《国が盛り上がるWBCだから金儲けに使いたいのはわかるけど、普通にみんなが見れる、何もしなくても見れるテレビで放映してもらいたかったな》
といった否定的な声も多く、逆風が吹いている感じもあったが――、
「実際に始まってみると、Netflixでの独占配信に好意的な声も増えつつあります。まず野球好きな人にとっては“日本以外の試合もすべて楽しめる”という点だけでも、地上波よりNetflixの方が魅力的だと感じる人もいますよね」(前同)
地上波の場合、日本代表とは無関係の試合は放送されないことが多い。しかし、今回はアメリカや韓国、キューバなど他国の試合もすべて視聴可能であり、それによって名勝負が注目されることも多い。
たとえば、3月9日には1次リーグC組(※つまり予選)でオーストラリア対韓国戦が行なわれた。結果は2対7でオーストリアが敗退したが、オーストラリア代表が試合前にXで日本のファンへの感謝を綴ったこともあり、トレンドで《オーストラリア》が1位に。彼らを激励する声が多く寄せられた。
上記に限らず、どの国同士の試合も手に汗握る激闘ばかりのため、
《アメリカやドミニカの試合、 オーストと韓国もすごく良かった。地上波がやってたら、日本戦しか見られなかっただろうな》
《日本以外の試合も全試合視聴環境整ってるのは 野球好きにとっては却ってメリットだな》
《なんか徐々にWBCはネトフリ独占で良かったんじゃないか?って思い始めてる 日本以外の試合も気軽に観れて良いしどの試合も熱くて泣く》
といった、Netflix独占配信ならではのメリットを感じる声が増えているのだ。