■Netflix作品のキャストを利用したプロモーションも話題に
また今回、Netflixは話題作りや宣伝がとても巧みだという声もある。
「コアな野球好きだけでなく、ライト層にもしっかりとアプローチできている感じです。まず大会に興味を持ってもらおう、その流れでNetlixの他作品も見たくなるようにしよう――そんな狙いが感じられますよね。“野球+自社コンテンツ”、Netflix作品に出演する芸能人をうまく起用してプロモーションをかけているんですよね」(前出のスポーツ紙記者)
たとえば、Netflixでは国民的漫画『ONE PIECE』(集英社)の実写シリーズが配信されているが、3月6日に開催されたWBCの始球式では、主演のイニャキ・ゴドイ(22)、日本人キャストの新田真剣佑(29)ほか主人公チーム「麦わらの一味」のキャスト5人が登場。同月10日にシーズン2の配信が控えていたこともあり、話題となった。
また、女優・戸田恵梨香(37)は占い師・細木数子さん(享年83)の半生を描くNetflix主演映画『地獄に堕ちるわよ』の配信が4月27日に控えているが、その告知も兼ねて3月7日開催の日本対韓国戦(東京ドーム)に登場。東京ドームのスタンドで、元プロ野球選手・糸井嘉男氏(44)と並んでハイテンションで応援した。ちなみに、夫の松坂桃李(37)もプライベートで現地観戦していて、夫婦でのツーショット写真がSNSで拡散もされた。
さらに今大会を巡っては、大会応援ソングも注目を集めていた。高校野球の応援歌としても有名な岩崎良美(64)の楽曲『タッチ』をB’z・稲葉浩志(61)がカバーしたスペシャルバージョンを起用。3月10日開催の日本対チェコ戦(東京ドーム)の試合前セレモニーとして、稲葉が同曲をライブ初披露し、熱い歌声で侍ジャパンを激励した。
特にWBCの開幕と『ONE PIECE』の配信日が近かったことから、
《wbcでネトフリ入ったタイミングでワンピース配信になるのは上手いなあ》
《ちなみに今日はWBCの流れでワンピース実写見ます〜ネトフリ様の戦略様様ですわぁ》
《WBC観るためにネトフリ入ったら今だと実写ワンピースも観られる…》
《このタイミングで、ワンピースの実写のシーズン2が始まったら、ネットフリックス解約できないよ》
といった、Netflixの戦略の巧さを指摘する声が多く寄せられている。
「Netflixには複数の料金プランがあり、最安値は月額890円。しかし、3月18日まではWBCに合わせたキャンペーンを開催しています。《見逃せない瞬間をワンコインで》ということで、初月のみ498円。かなりお手頃価格ですし、当然WBC以外の配信作品も見放題ということで、加入する人は多いでしょうね。
異例のNetflix独占配信となったWBCですが、現状Netflixに好意的な声が増えつつあるわけで、今後はこういった手法がスタンダードになるのかもしれませんね」(前同)
WBCという国民的スポーツ・野球の国際イベントが、地上波テレビではなく大手配信サービスの独占配信。歴史が動いた瞬間なのだろう。