NHK連続テレビ小説『ばけばけ』で、俳優・吉沢亮(32)が1か月で約13キロ落とした役作りをしたというエピソードが、話題となっている。
3月9日に約4週ぶりに登場した吉沢は、結核を患い、げっそりと頬がこけた“錦織”役を演じた。同ドラマ制作陣が明かしているところによると、吉沢はトレーナーの指導のもと、1か月で最終的に13キロ落としたのだという。
一般的に減量するなら1か月に体重の5%程度までが望ましいとも言われているが、役と撮影日程に合わせて身体づくりをする俳優が多いのが事実。
特に、病に冒される役どころでは大幅な減量をすることもあり、記憶に新しいのは2015年放送のドラマ『天皇の料理番』(TBS系)で鈴木亮平(42)が半年で約20キロ減したことだろう。その他、2007年公開の映画『象の背中』で役所広司(70)が10キロ減、2003年のドラマ『僕の生きる道』(カンテレ・フジテレビ系)では草なぎ剛(51)が9キロ減と過酷な減量がたびたび話題になるなかで、1か月で13キロ減というのはダントツに壮絶だ。
公式プロフィールによれば、吉沢の身長は171センチ。日本医師会の適正体重を求める計算式は「身長(m)×身長(m)×22」で、それに当てはめれば171センチの人の適正体重は64.33キロとなる。吉沢ももともと痩せ型に見えるが、そんな彼が減量するのはかなり過酷だったのではないか。
日本体育大学教授でボディビルダー、身体作りのスペシャリストとして活躍する岡田隆氏は、吉沢の減量について「命を削ってやったとしか言いようがない」と驚きを隠さない。
「アスリートには減量がつきものですが、急激な減量は競技パフォーマンスが落ちる可能性が高いので、階級変更などを検討することも得策。格闘技における計量直前の水抜きなど特殊な場合以外、お勧めできません。そもそも減量とは、体脂肪をまず落とすわけです。落とせる体脂肪がなくなれば、筋肉を減らすことはもちろん、体水分も減らさないと体重減少は達成できません。
また吉沢さんの実際の元の体重はわかりませんが、写真を拝見する限り減量前から体脂肪はほとんどないんですよね。だから筋肉を削り、水を抜いたんじゃないかなと思います。仮に身長171センチの痩せ型男性の体重が60キロだとして、そこから13キロ落とすというのは、身体には完全に悪いですよね」