人気お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志(50)が“先生”役を務めてきたバラエティ番組『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ系)が3月16日、最終回を迎えた。番組では田中と生徒(タレントたち)による「卒業式」が行なわれた。そこで田中が涙ながらに語った内容が注目されることに――。
『呼び出し先生タナカ』は、2022年4月にスタート。当初は日曜夜9時に放送されていたが、23年4月に現在の月曜夜8時台に移動した。
初期の番組内容は、“10~15名ほどの出演者に一斉テストをやらせて、珍回答をシェア(発表)する”というもの。同局の大人気番組『めちゃ×2イケてるッ!』(~18年3月末)の人気コーナー『抜き打ちテスト』と非常に似た内容だったことから、当初は“パクリ疑惑”ともささやかれ、報道もされる展開に。
田中は最終回でこの件に触れて、「やれパクリだの、やれ、何々さんの方が良かったとか本当に嫌でね。嫌だったんですよ」と本音を吐露。自分でも番組は長続きしないと思っていたが、そんな現場でも出演者、彼らの所属事務所のスタッフが頑張ってくれている姿に「(自分も)やるしかない」とやる気を出していたことを説明しながら、涙を流した。
そして、田中は放送内容が途中から大幅にリニューアルされたことにも言及。番組をきっかけに売れた子が出るのは嬉しかったと話す一方で、「なかなか終盤くらいから企画も変わっちゃって、みんなの良さを引き出す番組とは違ってきたり、思ってる方向とは違うかなってことも言ったりしたんですけど……」と、番組の路線変更に納得がいかなかったことを感じさせるコメントもした。
同番組は学校の教室のようなセットだったが、24年9月からクイズ番組のようなセットに変更。番組の内容も、出演者が1位を目指すスタイルになるなど、ポピュラーなクイズ番組とも言えるスタイルへと大幅にリニューアルされたことで知られる。
番組最終回の田中の涙の激白には、
《「駆け出しタレントを生かす番組だったのが、企画もだんだんと変わってきて…」ってところにまた演者側の苦しみを感じたり》
《最終回で田中氏も本音を吐露したのかな…途中から番組内容が変わってきたこと、生徒たちの持ち味を存分に引き出してあげられなかったことなどを悔いておられた》
《やはり田中的に本意ではなかったんだと確信できて泣けたあれは田中可哀想》
といった、同情する声が多く寄せられている。
「『呼び出し先生タナカ』はKEY TO LIT・猪狩蒼弥さん(23)や村重杏奈さん(27)など若者人気のあるタレントを起用したこともそうですが、明らかに若年層を意識した番組でした。ですが、その層でもあるコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)もなかなか振るわなかったですね。
たとえば昨年12月8日放送回は7時台からの2時間SPでしたが、コア2.2%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)。同時間帯に放送された日本テレビの人気バラエティ番組『有吉ゼミ』はコア4.4%。倍近い差をつけられていましたね」(民放キー局関係者)
テコ入れをしたうえで、それでも視聴率は上がらず終了――これだけならよく聞く話だが、今回の場合は田中の言い回しも含めて、どこか現場レベルではないところからの“要請”もあったと感じさせる。