■視聴者が疑う“真の黒幕”とは――
多くの視聴者、そして早瀬(鈴木)ら登場人物たちの怒りを買っている合六(北村)。主演の鈴木が自身Xに《触れること、食べること、愛すること。 リブート、完結まであと2話》と綴っているように物語は残り2話だが、合六が最後まで“ラスボス”として君臨するのではなく、さらなる黒幕がいるのでは――多くの視聴者はそう見ているようだ。
特に視聴者の間でも疑われているのは、伊藤英明(50)演じる警務部監察官・真北正親。序盤から彼を疑う視聴者もいたが、第7話で前述の政治家・真北弥一(市川)の弟であることが明らかになったことで、さらに疑惑が深まっている感じだ。
そんな正親は、序盤から儀堂(鈴木)の不正を疑う監察官として登場していた。彼は“実兄であっても不正は許せない”という理由から弥一の闇献金の証拠をつかみ、合六の組織を壊滅させようと画策。“本物の儀堂”が合六の組織と繋がっていたことを知ったことで彼をスパイとして泳がせたり、彼の死後、早瀬と協力体制を築き上げたりと、正義側の人間として描かれている。
その一方で、正親には怪しいところも……。たとえば、彼は妻が起こしたひき逃げ事故のせいで左遷されたが、夏海(山口/整形後は戸田)は母親を事故で亡くしている。交通事故かは明言されていないが、弥一の部屋を合六が訪問しているシーンも描かれていたことから、事件がもみ消された可能性もある。
また、悪人と見られている合六は、家庭では“優しいパパ”をやっている描写もある。合六が悪人であることは間違いないだろうが、真北兄弟、あるいは弟・正親こそ真の黒幕なのでかないか――そう考察する視聴者は多いようだ。
《冷静冷徹冷酷だったキャラほど実は…!!みたいなところあるので、合六さんも実は脅されて仕方なかった説をまだ捨てたくない。家族描写もあったし。黒幕は真北兄弟?》
《全ての黒幕は真北である。一香を撃ったのは真北正親、兄をスキャンダルから守る為でもあった。一香は真北弥一の隠し子。弥一、正親、後ろの一字を合わせると一親(いちか)となる》
味方の真北正親が黒幕だったら今以上に「胸くそ」と感じる視聴者はいるだろうが、一方で逆に、真北兄弟もまた、極悪人・合六の支配下にあるのでは――という考察も。
《真北妻のひき逃げ事件→本当は弥一がひき逃げ、正親妻が罪を被って正親は昇進無理に。見返りに弥一から金をもらっている、と推理。ひき逃げさえ合六の仕組んだことだったとかもありえそう》
《合六の犬は真北弟(伊藤英明)だと思う 過去のひき逃げ事件、ハンドルを握ってたのは奥さんじゃなくて伊藤英明で、それを儀堂にバレて脅されてたんじゃないか?》
ちなみに、真北正親役の伊藤は3月8日放送の『情熱大陸』(TBS系/MBS制作)に出演し、そこでは『リブート』の現場にカメラが密着する場面もあった。大きな見せ場がある重要な役だからこそ、ドラマ放送中のタイミングで『情熱大陸』に取り上げられたというのは、考え過ぎだろうか……。
特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲや藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。『日曜劇場』も見逃しはしない。