■「家族」に鍵が隠されている?
しかし、真北監察官(伊藤英明/50)の真意など、まだわからないことは多く、X上では《真北は合六達の仲間なのか?それともクジラである弥一を潰す事が目的なのか?》《それぞれの夫婦の話が出てきて、真北だけ何の意味もないってのは考えにくいから、奥さんが起こしたひき逃げ事故とクジラを仕留めたい理由は繋がっている?》などと、考察が過熱している。
物語は、早瀬夫婦と真北監察官による、合六(北村)とクジラ(真北の兄・弥一)潰しへ向かいそうだ。警察の協力があれば心強いはずだが、どうも真北は信用できない。儀堂の妻・麻友(黒木メイサ/37)が拉致されたとき、早瀬(松山)に頼まれても動かなかったし、私情を絶対挟まないタイプ。いざというときは早瀬と一香(戸田)を裏切りそうだ。
真北の動きが鍵になりそうだが、気になるのは彼の妻についてで、過去に交通事故を起こした以外に描写がないことだ。本作は「ファミリーサスペンス」とうたっているように、早瀬夫婦の家族が物語の核。儀堂と麻友も同じくで、家族の絆というテーマが貫かれている。さらに、冬橋(永瀬)のNPO“しぇるたー”も疑似家族として描かれている。
上記の視聴者の考察にもあるように、真北の場合も同じだろう。まったく登場していない妻が重要な役割をはたしそうだが、それが早瀬夫婦にとって良い方向に動くのか、悲劇を呼ぶのかはまだわからない。ただ、真北夫妻が最終盤の鍵を握るのは間違いないだろう。最終章に入り、どんなラストを迎えるのか注目だ。(ドラマライター・ヤマカワ)
■ドラマライター・ヤマカワ 編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。