■平均価格は50〜100円、でもお宝は別格

 平均的な取引価格は1枚50〜100円ほど(価格は税込=以下同)。しかしスター選手ともなると話は別だ。

「現役選手では佐藤輝明選手や坂本勇人選手など、スター選手の箔押しサイン入りスターカードに高値が付いています。今年のWBC選手ですと、佐藤輝明選手の2025年版が2,000円、大勢選手の同仕様が1,500円で取引されています。現在、坂本勇人選手は在庫切れです」(田村氏)

 レジェンド勢も根強い人気を誇る。

長嶋茂雄さんや王貞治さんなどは、復刻版でも高い人気があります。もちろん当時のものがあれば大変貴重です」

 と、田村氏は言う。実際に2022年版の長嶋茂雄(読売ジャイアンツ)金箔サイン入り復刻カードは3801円、1973年版の王貞治レギュラーカード(旗版)は1万5000円で取引されている。

 そして、“市場最大”の話題が大谷翔平だ。

「2013年の箔押しサイン入りスターカードの超美品は、120万円ほどで取引されています」(田村氏)
では、次の"大化け"カードはどの選手かーー。

「今後、国際的に大きく活躍する選手がいれば、その選手の記念すべき1枚目、いわゆる“ルーキーカード”が高騰していくと思います」

 田村氏のその言葉に、コレクターたちは闘志を燃やしたに違いない。2026年シーズンが始まろうとする今、プロ野球チップスカードはグラウンドの熱戦と連動しながら、日々その価値を塗り替えている。あの袋の中に、未来の"お宝"が眠っているかもしれない。