■コーヒー分が少なくても香り高くなる最新技術

『クラフトボス ブラック』が“コーヒー”からコーヒー飲料へと変更された件について、本サイトが販売・製造元のサントリー食品に問い合わせを行ったところ、「コーヒー」が「コーヒー飲料」に変わった商品は、今年2月発売の『BOSS ブラック185g缶』(希望小売価格・165円)と同3月発売の『クラフトボス ブラック 500mlペット』の2品とのこと。

 担当者によれば

「今回、『クラフトボス ブラック』は、目指す香味を実現するために新製法(Aroma Boost Break 製法)を採用することで、香味成分をいままで以上に抽出できるため豆の使用量が変わり、結果として、コーヒーの公正競争規約に則りコーヒーに関する規格が変わります」

 とした上で、この規約は“コーヒーの濃さや豆の品質を直接示すものではない”と語り、

「BOSSブランドでは長年にわたり、焙煎・粉砕・抽出技術の研究を重ねてきましたが、このたび製造上の課題を解決し、これまで実現が難しかった焙煎豆の新たな粉砕・抽出工程を、全国規模・商業規模で安定して実装できる体制が整いました」(前同)

 と、長年にわたって追求したきた製造方法に辿り着いた結果、使用されるコーヒー豆の量が減ったのだと強調している。

 今回のリニューアルにあたり、豆の使用量や品種、抽出方法などに変更があったのか、味に変化があるのかについては……。

「使用しているコーヒー豆の産地には変更ありません。新製法により、従来抽出過程において生まれてしまっていた雑味を出さずに、狙ったコーヒーの香味成分を今まで以上に抽出しきることが可能になりました。その結果、従来よりも少ないコーヒー豆の使用量で、同等のコーヒーの濃さを実現できるようになっています」(同)

 新技術活用により味わいへの影響はほとんどないと断言する。

 一方、今回のリニューアルに対し、消費者からはSNS上で《ステルス値上げ》という声も上がっている。この点に関しては

「『クラフトボス ブラック』を日頃からご愛飲いただいているからこそのお声だと受け止めております。今後もよりよい商品を安定的にお届けできるよう、技術改良を行ってまいります」

 とのことだった。

 SNSでは否定的な声も目立つ今回の商品リニューアル。皆さんも手に取って味の違いを確認してみては。