■“ジャニー氏の闇”騒動の影響も?
ワイドショー関係者が話す。
「2019年7月に公正取引委員会がジャニーズを注意した件があり、ジャニーズ事務所がテレビ局に圧力をかけるようなことはもうありません。しかし、テレビ局サイドからの“忖度”は多くの場面でなおも続いています。
そのため今回の、“木村さんが草なぎさんのドラマに笑う”というのは大きな前進とも言えそうですが、これはもしかすると最近取り沙汰されているジャニー喜多川先代社長(享年87)の“闇”も影響しているかもしれませんね……」
これまで『週刊文春』(文藝春秋)やイギリス公共放送のBBCが取り上げてきた、ジャニー喜多川氏の性加害問題。
4月12日、東京都の日本外国特派員協会にて、元ジャニーズJr.で歌手の岡本カウアン氏(26)が記者会見を開いた際に「日本メディアは残念ながらこの問題について、極めて報じにくい状態にある(と『文春』に言われた)」と話したように、大手メディアのほとんどがこの件について沈黙を貫いていた。
「現在も積極的とは言い難く、NHKが会見の1日後の4月13日の夕方のニュースで約2分間だけ報じただけで、他のテレビ局は今のところ取り扱ってはいないですよね。岡本氏の会見の様子に関しては、共同通信が報じ、加盟する新聞各紙がWEBサイトで伝えたほか、TBSラジオの『荻上チキ・Session』で“共同通信によりますと”と断ったうえで、共同通信の記事内容を紹介した程度です。
しかし、4月12日の『文春オンライン』で新たに“カウアン氏と酷似した体験を告白する、同世代の8人目の証言者”が現れたりと、騒動が収束する気配はない。
こうした状況で、テレビ番組でジャニーズ事務所に忖度するような行為があったら、視聴者は不信感を抱きますよね。それを考えると、今後は忖度が減っていく可能性もあるでしょうね……」(前同)
木村を筆頭に、多くのジャニーズタレントが活躍するテレビ局だが、果たして今後の展開は――。