高石あかり(22)が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第122回が3月24日放送された。同回では、最終回(27日)を前にして、主人公の夫・ヘブン(トミー・バストウ/34)が逝去。彼の最期、その後に描かれた“主人公と親友”の描写が注目を集めた。

【以下、『ばけばけ』ネタバレを含みます】

 朝ドラ『ばけばけ』は、島根・没落士族の娘・小泉セツと、日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにした物語。

 松野トキ(高石)と外国人の夫のレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ/34)という、怪談を愛してやまない夫婦が何気ない日々を歩んでいく姿を描く。

 最終週(3月23日~27日)の舞台は1904年(明治37年)。夫婦で協力して書き上げた著書『KWAIDAN(怪談)』が4月に発売されるも、ヘブンは同年9月に逝去――という史実通りの展開となった。

 以前からヘブンは胸の痛みを訴える描写があったが、死に際は穏やかなものだった。24日放送回では、彼の最期が丁寧に描かれた。

 同回の季節は秋だが、冒頭では庭に季節外れの桜が。女中・クマ(夏目透羽/21)が返り咲きは不吉の知らせと言うが、ヘブンは桜を見て、トキと出会った日を思い出す。翌日の食事時には、これまでの夫婦生活の思い出も。

 夕方、トキとヘブンは西向きの部屋の縁側に座り、美しい夕陽を眺めながら静かに語り合う。そして、ヘブンが「シツレイナガラ、オサキ、ヤスマセテ、イタダキマス」と話すと、トキは「失礼ないです。お休みくだされ」と返し、ヘブンはトキに寄り掛かる。トキも夫の余命が僅かなのを悟っているのだろう。トキは目から大粒の涙を流し、2人は手を握り合う――という場面が終わると、場面はヘブンの死後、雪の降る日の寂しげな墓地に。

 切なくも穏やかなヘブンの最期には、

《子供2人も悲しかったことでしょうね。おトキや家族と今までのことを振り返って、糸こんにゃくのことまで…走馬灯でしたね。秋に咲いた桜がこんなにも悲しい物語に》
《返り咲きの桜と散る葉っぱ。もうこれ以上のものは要らない。秋の夕暮れに、愛する人と子供たちの将来を語りながら、肩にもたれて「シツレイナガラ、オサキ ヤスミマス」なんて穏やかで美しい最期の時なんだ》
《西向きの部屋の縁側で最愛のトキの隣で、手を握って、天に召されたヘブンさん、穏やかで幸せな最期でしたね 秋の桜とともにトキと一緒に涙があふれました》

 といった、秋桜の演出も含めて涙する声が多く寄せられている。

 また、同回では、ヘブンの墓参りをするためにトキの幼馴染・サワ(円井わん/28)が夫・庄田多吉(濱省吾/31)を連れて松江からやってきたが、トキとサワの友情もあらためて注目された。