■フェードアウトした黒木メイサ、名前だけの重要人物の謎……さらなるリブートもあるか
また、“妻”といえば、本物の儀堂(鈴木)の妻・麻友(黒木メイサ/37)は第6話(3月1日)を最後に登場していない。
麻友はいち早く早瀬(鈴木)の正体に気づき、儀堂(本物)の行方を追っていたが、再会が叶わぬまま、儀堂は第6話で凶弾に倒れる。儀堂は死の間際「麻友に伝えてくれ、早く離婚しろって」と早瀬に離婚届を託すなど、最期まで彼女を想っていた。
彼の死後、早瀬は麻友に“儀堂はオンナと海外逃亡した”と優しい嘘をつき、麻友は「いろいろあるんでしょうけど、すべて終わったら教えてください」と立ち去る。しかし、麻友は早瀬の態度から、本当は夫が死んだことを察して涙――という展開で、麻友は物語からフェードアウトした。
流れとしては自然かもしれないが、麻友を演じているのが黒木であることから、前述の吹石と同様の理由で“これだけで終わるか?”と違和感を抱かれている。
《本物儀堂生きてると思うんだけどどうかな、、期待しすぎ?麻友さんも相関図にまだ残ってるし。夫婦だからそりゃそうなんだけど》
《(※相関図の)儀堂麻友の写真大きいのが気になるまだ何かあるのかなあ》
などと、メタ的に考察する声も多い。
そんな『リブート』の登場人物を巡っては、“マー会長”の描写も注目されている。マーは合六(北村)の太客で、資金洗浄のため100億円を預けている香港闇組織の会長。これまで名前のみの登場で本人は登場していない。合六の部下でサングラスの男・玉名幸則(青木伸輔/50)が、実はマー会長なのでは――そんな意見も出ている。
よくドラマでは、続編に引っ張るためにあえて謎を残すこともあるが、鈴木は3月17日開催の『リブート』のファンイベントで「せっかくなので断言しておきますが、“続きは映画で”とかないです。“シーズン2へ”とかないです。 3月29日に一番面白い終わり方をします」と断言している。“闇組織のドン”マー会長の最終回登場があるのかもしれない。
また、鈴木は同イベントで、極悪人・合六の部下だが良心が残っている青年・冬橋(永瀬)について、「最終話、冬橋もすごい展開を迎えます」ともコメント。鈴木はXでも《なかなか驚きの最後を迎えます》と、期待させるポストをしている。
第9話時点では、冬橋は組織を裏切った者として早瀬ともども銃殺される寸前の状況。その一方で、最終回予告では、合六のエプロンをして、彼のレストランに立つ場面が映っている。ストレートに考えれば、紆余曲折を経て冬橋が合六の後釜に収まる展開かもしれないが、
《合六が冬橋にリブート》
《合六を何かの理由で葬り去った後、冬橋が合六の座に就く。しかし、ふとした誰かの質問で、あれ?何で合六しか知らない情報をあなたが知ってる?と…》
なんて突き抜けた考察も多く、永瀬演じる冬橋がどのような運命をたどるのか注目する声は多い。
攻めすぎた考察を抜きにしても、『リブート』は“整形で他人に成り代わる”という設定が最大のウリの作品。劇中では主人公・早瀬と妻・夏海が“リブート”しているが、実際のところ最終回の大どんでん返しとして“実は○○は別人だった”はあるかもしれない。
《真の儀堂歩→真北正親 真の儀堂歩が12年前の(ひき逃げ)事故をきっかけに正親に成りすます。弥一には強い恨みを持つ。妻は正体とリブート儀堂を知っている》
《真北監察官もリブートして別人 奥さんは中身が別人って気づいて(※第9話で)怖がってます》
《合六は捕まるか殺されるけど それはリブートした別人(例のサングラスは そのスペア?)本物は海外?逃亡画策するが 冬橋に殺される》
といった、重要人物のさらなる“リブート”を考察する向きも……。
『リブート』はヒットメーカー・黒岩勉氏が構想に3年を費やした大作。良い意味で視聴者を裏切る最終回になるはずだ。
特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲや藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。TBS『日曜劇場』は見逃さない。