現役時代は阪神タイガースで2度のリーグ制覇、引退後は阪神や日本代表で指導者を務めてきた矢野燿大が“マスク越しの視点”から現在の球界を徹底解説。ここでしか聞けないレジェンドOBの“生の声”を本サイト編集部がお届けする。
皆さん、こんにちは。阪神タイガースOBの矢野燿大です。
タイガースでは13年間マスクを被り、二軍監督を1年、一軍監督を4年務めました。その経験を生かして、独自の視点でタイガースを語り、プロ野球を応援していきたいと思っています。
さて、いよいよ2026年のペナントレースの幕が切って落とされました。
タイガースファンなら、何より気になるのは球団史上初の連覇が成るか否かでしょう。過去に7度のリーグ優勝を果たしているタイガースですが、連覇は一度としてありません。
しかし、今季の戦力の充実ぶりを考えれば、連覇の可能性は高いはず。もちろん、勝負は水物。今後、何が起こるかは分かりません。
特に怖いのはケガです。昨シーズンも岡本和真、村上宗隆の故障で巨人とヤクルトは大幅な戦力ダウンを余儀なくされました。
タイガースだって昨年、MVP級の大活躍をした石井大智がキャンプで左アキレス腱を断裂。今季中の復帰は絶望視されています。手痛いですが、石井の穴は豊富なプルペン陣で補うことができるでしょう。
先発陣も村上頌樹、才木浩人の二本柱を筆頭に、左投手も大竹耕太郎、伊原陵人、伊藤将司、高橋遥人とそろっています。ここに新外国人のルーカス、ラグズデールが加わった。層の厚さで言えば、セ・リーグの投手陣でも屈指でしょう。