■WBC後に連絡が取れなくなったエースも

 一方のパ・リーグ。5年目となる新庄剛志監督が率いる日本ハムは、エースの復調が鍵。

「伊藤大海(28)は、WBCで完全に調子が狂った。中継ぎ調整を強いられ、間をゆったり取る彼独特のマウンドさばきも、ピッチクロックで封印。球団関係者は“一から調整のやり直しを強いられた”とこぼしていました」(スポーツ紙記者)

“後遺症”を抱えているのは、小久保裕紀監督のソフトバンクも同じ。

「エースのモイネロがWBCで渡米後、連絡がつかず、開幕までに帰国するか不透明な状況です」(前同)

 主軸打者の不調と不在に悩むのが、オリックスと西武だ。

「オリックスは正遊撃手の紅林弘太郎(24)が絶不調。球団アドバイザーの中島聡前監督は“毎年、打撃フォームが変わっている”と呆れていました。西武は確実性のあるネビン(28)の離脱が痛い。中心打者の西川愛也(26)も渡部聖弥(23)も活躍したのは去年のみで、打線の迫力不足は否めない」(同)

 投手不足が顕著なのがロッテだ。

「オープン戦最下位で、開幕戦にドラ2の毛利(22)を送り込むほど苦しい」(球団関係者)

 何より親会社が問題なのが楽天。

「親会社は、日本球界に復帰した前田健太による“マエケン効果”での営業力向上を球団フロントに強いています。オフに収益増を狙って球場の外野フェンスを前にして席を増設しましたが、現場は報道を見て知ったとか」(球団OB)

 12球団それぞれが悩みを抱えたペナントレースは、まだ始まったばかりだ――。