鈴木亮平(42)主演のTBS系日曜劇場『リブート』(夜9時~)は3月29日、20分拡大版で最終回を迎える。毎回のスリリングな展開が目が離せない同作は2026年1月期ドラマトップの人気作。そんな話題のドラマの“最大のウリ”に大注目――。
【以下、『リブート』ネタバレを含みます】
連続ドラマ『リブート』は、家族を愛する心優しいパティシエ・早瀬陸(鈴木/整形前は松山ケンイチ/40)が、2年半前に失踪した妻・夏海(山口紗弥加/45)の白骨化遺体が発見され、妻殺しの容疑をかけられるところから始まる。
早瀬は自身の潔白を証明するため、裏組織の人間・幸後一香(※正体は整形した夏海/戸田恵梨香/37)の協力を得て、半年かけて顔と声を悪徳刑事・儀堂歩(鈴木・一人二役/後に死亡)に“リブート”。そして、表向きは飲食やホテルビジネスを手掛ける「ゴーシックスコーポレーション」の代表・合六亘(北村有起哉/51)が運営する裏組織に潜入するエクストリームファミリーサスペンス。
同作は“整形で他人と入れ替わる”という設定が大きな見どころ。劇中では「ひとみ美容形成クリニック」の院長・桑原瞳(野呂佳代/42)によって、俳優名で言えば松山ケンイチが鈴木亮平に、山口紗弥加が戸田恵梨香へと顔と声を“リブート”した。
“リブート”により、劇中では主人公たちの人生が激変し、そして視聴者は難解さを感じながらもドラマを楽しめているのだが――そもそも、“リブート”は現代の医療技術で可能なのだろうか?
ドラマ制作陣の細部へのこだわりもあり、第1話ではとてもリアルな流れで主人公・早瀬の容姿が義堂へと変わっていった。半年かけて顔や喉を少しずつ手術し、そのうえで肉体改造や声帯模写などのトレーニングを行なったのだ。一連の場面は演出の巧みさ、演じる鈴木の高い演技力もあってとても説得力があったが、果たして、これは現実では可能なのだろうか――。
そこで本サイトは、高須クリニック名古屋院の院長で美容外科医の高須幹弥氏に取材を申し込んだ。高須氏はドラマ『リブート』は「まだ見られていません」ということだが、それでも良ければと取材に応じてくれた。
――ドラマ『リブート』は、簡単に言えば“松山ケンイチ”が“鈴木亮平”に、“山口紗弥加”が“戸田恵梨香”の顔と声に“リブート”する“そっくりに入れ替わる”という作品です。現実で、こういった整形手術は可能なのでしょうか?
「特定の別の人物の顔になるというのは、基本的に現実では無理ですね。もともと似たような顔つきだったらある程度はできるかもしれませんが、現実的ではありません。
基本的に美容整形というのは、悪いところを整えることはできるんですけど、人間の顔の形はパーツの微妙な1ミリ単位の違いや位置関係、骨格など全然違うので……特定の人物の顔になるというのは、ほぼ不可能に近いです」(高須幹弥院長、以下同)
――顔は不可能ということですが、声を変えるというのは可能なのでしょうか? ドラマの中では「喉の甲状軟骨形成術を行ない、声質を変える」という説明がありました。
「たとえば、性同一性障害の人が男性の声から女性のような高い声にするということはあります。だけど、高さ低さを変えるならともかく、”同じ性別の違う声”に変えるというのは難しいですね」