■視聴者からの批判も承知の上で「劇薬・玉川徹氏」は復帰へ

 前出の制作会社関係者が続ける。

「玉川さんといえば、歯にきぬ着せぬ発言、庶民目線のコメントで人気を博しましたが、好きな人と嫌いな人でハッキリと別れるぐらいキャラクターも濃い。いい意味でも悪い意味でも引っかかりがあって、『モーニングショー』の“劇薬”だったんです。

 いまだに賛否両論ありますが、本格復帰を前に当然ながら“調整”があったといいます。玉川さんはもうすぐ定年を迎えますが、それを前にテレ朝を退社してフリーになるという話も持ち上がっていたそうなんです」

 玉川氏であれば、テレビ朝日を退職しても他局の情報番組などで名物コメンテーターとして活躍ができるだろう。

「タレントとしての需要もあるでしょうからね。そんな中、最終的にテレ朝と調整がついたそうですが、“調整”というのは『モーニングショー』に玉川さんを出すということですよね。テレ朝上層部としては“羽鳥さんだけでは物足りない、やっぱり玉川さんもいなくちゃ”というところだったんでしょう。

 視聴者からの批判は承知の上で、玉川さんを番組に戻したということですが、やはり彼は『モーニングショー』になくてはならない“劇薬”だということですよね」(前同)

■手越祐也と「未成年飲酒報道」の日テレアナは……

 日本テレビのラルフ鈴木アナ(48)も、4月7日より『Oha!4 NEWS LIVE』(日本テレビ系)に“復帰”したばかりだ。

 2018年6月の『週刊文春』(文藝春秋)では、元NEWS手越祐也(35)が未成年女性と飲酒していたと報じたが、その酒席にはラルフアナも同席していたことが明らかになった。

 しかし、手越とラルフアナはサッカーロシアW杯の仕事が控えていたこともあり、一旦この問題は棚上げに。ロシアから帰国後、担当していたスポーツ番組から外されたとされる。

「手越さんとの飲み会のほかに、実は経費を巡るトラブルもあったようで、局内の評価を落としてしまいました。

 その頃から急激に露出が減り、ナレーション仕事がメインでしたが、報道から5年が経過したこともあり、表舞台に出さないのも逆に問題になるのではないか、といった判断もあり、この春から『Oha!4』に出演するようになったのではないでしょうか」(制作会社ディレクター)

 午前4時30分スタートの『Oha!4』に出演するためには、深夜0時頃に起床する必要があるだろう。

「夜、酒席に参加できないというのはラルフアナにとってはある意味でいいことなのかもしれません。日テレ上層部もそのあたりを考慮して配置したとも考えられます。

 ただ、『Oha!4』は若手女子アナの登竜門的番組で、アラフィフのラルフアナがやるには体力的にもキツいはず。いまだに局内での評価は低く、上層部も扱いに困っているのではないでしょうか」(前同)

 朝の爽やかな番組の裏でも“キナ臭い話”がうごめいているようだ――。