花見に歓送迎会。アルコール缶飲料の需要が高まるこの季節だが、今年は、ビールとレモンサワーの進化が特にアツいという。

 プロの酒場案内人、塩見なゆ氏は、こう言う。

「まずビールについてですが、今秋に予定されている酒税改定で、新ジャンル(第三のビール)と発泡酒、ビールの価格差が縮まるため、新しい市場競争が起きています。各社“次の定番”になるべく、新商品を春までに投入し、店頭で存在感を出しておきたい。まさに今は勝負時なんです」

 激戦の春にふさわしく、缶ビールからは、飲食店で飲むような本格派の味が多数登場している。中でもオススメなのが、『アサヒ生ビールワンサード』だ。

「ビヤホールのハーフ&ハーフを缶で再現したような味わいです。全体に味がよくなじんでいて、口当たりも丸い。ビール好きにこそ試してほしい商品です」(前出の塩見氏=以下同)

 クラフトビールの個性を保ちながら、飲みやすさも追求した1本を挙げるならば、サントリーの『東京クラフト《ヘレス》』だ。

「香りのよさと、ピルスナー的な飲みやすさのバランスが絶妙。料理とのペアリングもしやすいですよ」

キリンビール 晴れ風』は、今年1月のリニューアルでブラッシュアップされたという。

「仕込みや発酵条件を見直し、国産ホップの風味をより引き出す方向に。この価格帯でホップの個性を感じさせるのは、すごいこと」

 さらに、花見シーズンならではの1本もある。

「キリン『一番搾り 限定春示温インキデザイン缶』は、缶が冷えると桜が浮かび上がる、遊び心たっぷりのパッケージ。見た目でも春気分を盛り上げてくれます。

サッポロ生ビール黒ラベル EXTRA FEEL』は、“定番”の骨格を守りながら、毎年、異なる麦やホップの出来を生かした一杯。今しか飲めない挑戦的な商品です」