3年ぶりに二刀流での開幕を迎えた大谷翔平。32歳になる今年が「キャリアのピーク」になると予想する専門家も多い。投手でサイ・ヤング賞、打者で三冠王、走者で盗塁王という可能性もゼロではない。誰も見たことのない“三刀流”でタイトル独占なるか。

 今季の“彼”は、どんな前人未到を成し遂げるのか。

 メジャー9年目、大谷翔平(31)の新たなる戦いが、ついに始まった。

「諸説あるが、プロスポーツ選手の“心技体”が最も充実してくるのは、まさに大谷の年齢とも重なる31〜32歳といわれている。

 古くは落合博満などもキャリアハイは32歳のシーズン。身体的なピークに精神的な成熟や技術が追いついてくるのが、ちょうど、そのあたりなんですよ」(スポーツジャーナリスト)

 確かに、落合はまさに31、32歳だったロッテ在籍時代の1985、86年シーズンで2年連続、歴代最多3度目の三冠王になっている。

 海を渡ったマリナーズ時代のイチローが、今も残る262安打のシーズン最多安打記録を打ち立てたのも31歳の2004年シーズン。翌05年には、1学年下の松井秀喜も、名門ヤンキースで3年連続となる全試合出場を達成。巨人時代を通じても自己最多である116打点を挙げている。

「元来、投手のピークは、もう少し早いとも言われてきましたが、今や、そうした定説を覆すほど、スポーツ科学も進歩しています。

 当の大谷自身も、オフには“ここ最近の反応が非常にいい”“ここから2か月、ちゃんとトレーニングをしたら、さあ、来年は、どうなの”と手応えを口にしていましたしね」(前同)

 そこで今回は、誰も見たことのない高みへと駆け上がる大谷の今季成績を、本サイトが大胆シミュレート。

 常人の想像の遥か斜め上を行く二刀流が、現実的にたどり着ける超絶キャリアハイを予言したい。
 まずは、いよいよ全面解禁となる投手・大谷から。注目すべきは、なんと言っても、その仕上がりの良さ。

 実践登板2回目となったエンゼルス戦(3月24日)では、5回途中を投げ、奪ったアウト12個のうち、11個を三振で記録。バットに当たらない投球を見せた。

 昨季までの大谷と同じ大リーグ通算100試合登板の経験を持つ藪恵壹氏も、驚嘆交じりにこう続ける。

「WBC中にもライブBPをやっていたとは言え、さすがにもう少し時間をかけると思っていた。あそこまでギアを上げたのは、よほど状態がいい証拠。この調子なら、登板数も30試合には乗せてくるでしょう」