■年寄りはチャーミングに

 老Guyにとってアンガーマネージメントは大事で、人生を諦観し、物事の本質を見極められるか。この連載の肝かもしれないな。

 物事をすべて前向きに考えて人生を楽しむ。諦観することって成長だと思うんだよ。「諦めた自分が嫌」という人はイラつくだろう。「俺は、こんなもんじゃない」と上に行こうとする。

 ただ多少のイライラがないと、生活の原動力もなくなるよね。やっぱり悔しさがあるからさ。「いつか見返してやろう」と思うことは当然の事だよ。

 でも、正直、そればかりだとキツイ。自分だけが上に行こうと仲間を裏切る小ずるい奴も見てきたよ。諦観するってことは、そういう周りの人間は、どうでもいいと考える自分勝手な輩に後れを取ったわけじゃない。

「こんな奴にはなりたくない。哀れな人だ」と思えばいいの。けっして自分が被害者だと思っちゃいけない。恨み節だけでは生きていけないからね。

「あいつを負かしてやろう」だと、まだ若くて「自分と自分の家族を幸せにしよう」と考えよう。

 結局、イライラしたときは、どうしたらいいのか。うまいものを腹いっぱい食って酒を飲み、布団被って寝ちゃう。これしかねえな。スカッといこうぜ。年寄りになったら、チャーミングにならなきゃね。

玉ちゃん(たまちゃん)
1967年生まれ。東京都新宿区出身。86年にビートたけしに弟子入りし、翌年、水道橋博士と浅草キッドを結成。一般社団法人全日本スナック連盟会長。