■“告発者”と同期で、ジャニー氏の“スペオキ”だった平野

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「ここで問題になってくるのは、カウアン氏と平野さんがジャニーズJr.時代に同期だったこと、それに関連して、ジャニー氏の性加害を知っていた可能性が高いということです。

 それというのもカウアン氏は、2022年11月に、元参議院議員のガーシー容疑者(51)とコラボ配信を行なっていました。

 そこで、カウアン氏は平野さんと同期入所だと語り、ジャニー氏の家はJr.が20人ほどは入れるほど広いこと、複数のベッドルームがあること、ジャニー氏の家の鍵を今でも持っていること、太もものマッサージやそれ以上のことをされたこと、そして平野さんとジャニー氏と3人でキングサイズのベッドで寝て行為をされたこともあった、などと告白していましたからね」

 当時、すでにガーシー容疑者が社会的影響力を失っていたこともあり、この“暴露”は、一時的にネットが炎上する程度で終わった。

 しかし、カウアン氏が『文春』やBCCにも実名で顔出し出演し、かつ海外メディアに向けた記者会見も開いたことで、騒動は海外に広く拡散。さらに、もはや日本の大手メディアも無視できない事態になりつつある。

「カウアン氏が、ガーシー氏とのコラボ配信で語った話が、ここにきて『週刊文春』、そして記者会見によって真実性が高まった、ということになりそうです。

 さらに4月13日発売の『週刊文春』では、ジャニー氏の自宅から約500m先にある商業ビルの話をカウアン氏と、“8人目の告発者”であるD氏が話していました。プールのある最上階の部屋が、事実上のジャニー氏の別荘。この部屋は“プール”と呼ばれていて、ジャニー氏にとって“二軍”の子が遊んでいたと明かしています。そして“一軍”はジャニー氏の自宅に招かれていた、とも」(前同)

 D氏の証言によると、“プール”は紹介制に近いシステムだったという。

 鍵を渡されているJr.がジャニー氏に「○○とプールに行ってもいいですか?」と電話をして、許可が下りれば遊んだり、宿泊したりできた、ということだ。

 前出の芸能プロ関係者は言う。

「ジャニー氏は、平野さんのことをオーディションをせずに直接入所を許可したり、“この子はスターだよ”と絶賛していたことで知られていますよね。

 そして、カウアン氏がガーシー氏に語った話でも出てきましたが、今、平野さんには、“ジャニー氏の部屋の合鍵を持っていた”“プールにも行っていた”、なんて話が持ち上がってきているといいます。であれば、もちろん、平野さんが被害に遭っていたかはまた別の話ですが、やはり、そこでのことを彼は“知っていた”可能性が高い、ということになってきますね……」(前同)