■正統派ヒロインから不気味な死刑囚――振り幅が話題に
唐田が『102回目のプロポーズ』で演じるのは、前作の主人公・矢吹薫(浅野/※本編前に逝去)と星野達郎(武田)の間に生まれた娘・星野光。オーケストラのチェリストとして活躍しており、世界的に著名なイケメンピアニスト・音(伊藤健太郎/28)と付き合っているが、99回失恋した非モテ男・空野太陽(せいや)と出会い、心が揺れ動く――という役。
そして唐田が超重要人物役で出演する『君が死刑になる前に』は、加藤清史郎(24)演じる主人公たちがタイムスリップし、過去と現在の2つの時代を舞台に事件の隠された真相を追う、完全オリジナルの本格サスペンスドラマ。
同作で唐田が演じるのは、教師連続殺害事件の犯人として死刑が執行された女性・大隈汐梨。7年前の時点では最初の殺人を犯し指名手配を受けながら逃亡中の身だが、タイムスリップした主人公たちに「私は殺していません」と告げる。その一方で、怪しい行動を繰り返していて――という、物語のキーパーソンだ。
『102回目のプロポーズ』は、前作が偉大過ぎることもあって《武田鉄矢さんと浅野温子さんの娘という設定もどこかふざけた使い方だし、純粋に懐かしむ気になれない》などと厳しい声も。しかし、唐田演じる光の正統派ヒロインぶりは好評で、
《唐田えりかはやっぱいい役者だなぁ。いろいろあったけど、こうやって地上波に戻ってこれたのは、実力があるからこそ。これからは引く手あまたかも》
《唐田えりか、東出のアレあってから何か嫌いだったけど、嫌悪感無くあっという間に30分が過ぎてた。このドラマが終わる頃には好きになっちゃってる気がする。30分は短いな、、もうちょい見たい》
《唐田えりかさんの演技観るの実は初めてなのだが、時折憂いだり、そう言う所も含めて凄い好き》
といった好意的な声が多く寄せられている。
そして『君が死刑になる前に』では、前述のようにミステリアスな役どころ。「私は殺していません」と言いながらも、怪しい動きを見せたり、意味深な表情を浮かべるなど、不気味な存在感は圧倒的。
《唐ちゃんヤバい役》
《唐田えりかさんの画面映えは異常 激ツヨ》
《綺麗な人やなぁと思ったら唐田えりかさんか久しぶりに見たわ》
などと、やはり注目を集めている。
清楚な美人チェリストとミステリアスな死刑囚――当然ながら俳優として求められるものはあまりにも違うだろう。2つの役の幅には《落差エグい》などの声も寄せられている。
現在は改善されたようだが、過去には「そのやり方をしていると、死んでしまう役だと本当に死んじゃうよ」と芝居の先生に警告されるほど“追い込み”をかけて役作りしていた時期があったとインタビューで語ったこともあった唐田。今回も自らを追い込んでいるのかもしれない。所属事務所も今、そんな唐田をプッシュしているようだ。
文春砲から6年。連夜の地上波ドラマ出演で注目を集めている唐田。さらにいい時間帯のドラマへの出演、大手配信の大作ドラマでの活躍も時間の問題なのかもしれない。
特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲや藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。『極悪女王』をきっかけに、唐田えりかの演技に注目している。