■師匠の処分発表で…炎鵬もやりづらい!?
炎鵬が再十両に向けて、これほど必死だったのには理由がある。引退後、親方になる条件の一つに、「関取を30場所務めること」というのがあるのだが、炎鵬は29場所務めたところで、大ケガを負った。
これで晴れて親方になる資格を得たのだが、空いている年寄株がない。一説では白鵬が持っていて、今は前伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)が名乗っている「宮城野」になるのでは? とも言われているが、宮城野部屋を再興する資格(規定により)は炎鵬にはない。
大嶽部屋を元幕内・玉飛鳥が継承したように、あくまで「継承」しか許されないなのだ。
弟子を殴って謹慎中の照ノ富士の処分も9日に下る。部屋の雰囲気も悪いから、炎鵬も正直、やりづらいだろうな。
貴闘力忠茂(たかとうりき・ただしげ)
1967年9月28日、兵庫県生まれ。二子山部屋(入門時は藤島部屋)入門後、83年に初土俵。最高位は東関脇。2000年に幕尻(前頭14枚目)で初優勝する。02年に引退し、大鵬部屋の部屋付き親方となるが10年に野球賭博関与のため日本相撲協会を解雇される。現在は焼肉店『ドラゴ』を経営。