■情熱が伝わってくるベテラン・長友佑都

 小さな体で名門・インテルで長くレギュラーを張り続けた長友佑都選手も目を見張るものがあります。彼は今、39歳ですが、私が引退した42歳まで軽く行けると思います。

 メンタリティも最高ですし、一つ一つのプレーから情熱が伝わってくるのが本当に素晴らしい。できれば一緒にやりたかったです。本人は5度目のW杯に行くと信じて力強く前進していますので、最高の状態に仕上げてほしいです。

 欧州に挑戦し、結果を残した世代の努力が実り、今では50~100人もの日本人選手が欧州でプレーするようになりました。その現地でのハイレベルな試合を通じ、日本人選手はレベルアップしています。

 右肩上がりのムードの中で迎える北中米W杯は、まさに日本の出番。今の選手たちは強豪国を同じ目線で見ていますし、「自分たちは勝てる」と大いに自信を持っている。そこは非常に心強い材料です。

 今は6月の本番が待ち遠しいかぎりですが、私たちにできるのは代表の勝利と躍進を信じて応援すること。それしかありません。森保監督と今の選手たちなら必ずやってくれるはずです。

ラモス瑠偉(らもす・るい)
1957年2月9日生まれ。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ出身。77年に来日し、読売サッカークラブ(東京ヴェルディの前身)でプレー。攻撃の核として5度の日本リーグ優勝に貢献し、得点王を2回、アシスト王を3回獲得した。93年にスタートしたJリーグでもヴェルディ川崎の中心選手として活躍。チームを初代王者、さらに連覇に導くとともに、自身は2年連続でベストイレブンに選出されるなど、Jリーグの草創期を支えた。89年に日本に帰化して日本代表でもプレー。司令塔としてアジアカップ初優勝をもたらし、94年W杯予選でもチームをけん引したが、あと一歩というところで本大会の出場権を逃した。98年に現役引退。指導者としては古巣の東京VとFC岐阜で指揮を執り、ビーチサッカー日本代表の監督としてW杯で世界を凌駕する活躍を見せた。国際Aマッチ通算32試合1得点。2018年、日本サッカー殿堂入り。
ラモス瑠偉公式サイト:http://www.ramos.jp/
(本連載取材協力:KAKU SPORTS OFFICE)