4月2日、テレビ東京は社長定例会見を開催。『旅バラ』の『バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』収録中にサッカー元日本代表でタレントの前園真聖(52)が、全治6か月の大ケガを負った件について、調査状況を説明し注目を集めた。
前園が全治6か月という大ケガを負う事故が起きた『旅バラ』は、テレビ東京で放送されている旅番組・バラエティ番組シリーズ。太川陽介(67)と蛭子能収(78)の冠バラエティ番組『太川蛭子の旅バラ』(~2019年)の後継番組のひとつとして、2020年に『水バラ』としてスタート。25年4月にレギュラー放送が終了し、以降は現在の『旅バラ』に改題して不定期特番として放送されている。
事故が発生した『バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』は、同枠のメインコンテンツ『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』からの派生企画。“ミスターバス旅”太川率いる路線バスチームと勝利に貪欲な“鬼軍曹”こと村井美樹(46)率いる鉄道チームに分かれて、先に目的地へ到達することを目指す。
テレ東は3月6日、前園が2月18日のロケで、『ミッション』と称されるゲーム中に、不安定な斜面で転倒して負傷したこと、病院で右膝外側半月板損傷だと診断され、3月6日に手術が終わったことを公表。
《出演者サイドがミッションの危険性等を指摘し、内容の変更を求めていた状況で発生したもの》ということで、番組は外部の法律事務所の協力を得ての事故の原因究明や安全確認の強化など、再発防止を徹底すると謝罪していた。
4月2日の社長定例会見でテレビ東京は「調査に関しては公表を前提としていない」と前置きし、同局の吉次弘志社長があらためて謝罪。「検証やヒアリングを続けていて報告書は上がってきたが、追加的に調べることがないか(検討している)という段階。詳細については調査中」と話すにとどめた。
今回の発表には、ヤフーニュースのエキスパートオーサーで同志社女子大学メディア創造学科教授・影山貴彦氏が《テレビ東京の「調査の公表を前提としない」というコメントには、不誠実さを感じます。「補償について誠実に対応したい」との表明は、当たり前過ぎることです》と、見解を述べるなど物議も呼んでいるが――芸能プロ関係者は言う。
「影山氏の指摘はもっともですが、『バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』は、リーダーの太川さんと村井さん以外にも多くのタレントが参加する番組です。事故時の詳細を明らかにしてしまうと、誰が出ていたか、そこにいたタレントの名前も明らかになる可能性が高い。タレントの事務所サイドはトラブルに巻き込まれたくないでしょうから、そこへの配慮もあって、テレ東は調査の公表をしないということなのかもしれません。
ただ、今回の騒動を機に、同番組には厳しい意見が寄せられてしまっていますよね。現在の『バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』が事実上の“徒歩旅”番組となってしまっていることなど、多くのことが指摘がされていますね」