■『バス旅』はテレ東屈指の“売れるコンテンツ”
本来であれば、『バス旅』シリーズはタイトル通り、バスを中心に乗り物で移動するのがメイン。しかし、ギリギリでバスに乗り損ねたり、そもそも路線が途切れてるエリアがあるなどの理由で、結果的に出演者たちが過酷な長距離移動を強いられることが珍しくない。
また、『バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』などの対決形式の場合、相手チームに負けないために徒歩を選ぶ戦略も常態化していた。
「さらに言えば、“あまりにも急なアクシデントで目的のバスに乗れない”“ミッションで予期せぬ失敗”など、対決のギリギリ感を演出しているかのような展開も多いことから、ヤラセは言いすぎでしょうが、“調整”が行なわれているのでは――と疑いの目を向ける視聴者も少なくないですよね。負けた際、時には涙を流すほど本気で悔しがる様子からも分かるように、太川さんや村井さんは超ガチンコで臨んでいるのでしょうが……」(前出の芸能プロ関係者)
太川も世間の声を気にしているようで、21年2月放送の『ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅~路線バスで陣取り合戦! In房総半島・全部見せます!完全攻略SP~』では、別の回で河合郁人(38)が足の痛みを訴え、1時間ほど休憩したことがヤラセではないかとネットで指摘されていることに触れて、河合に本当に痛かったのか問いかける場面もあった。
今回の事故の前から、長距離歩きや、疑いの目が向けられる“演出”などを指摘する声があった『バス旅』だが――前出の芸能プロ関係者は言う。
「さまざまな問題が発生する根本的な要因として、『バス旅』がテレ東における超重要なコンテンツとなった点も指摘されていますね。テレ東のバラエティにおいて、『バス旅』は“売れるコンテンツ”になった。だから、シリーズをより拡大していくために、いろいろな“対決“方式をやるようになり、そうしたなか、長距離歩きなど無茶と感じられるようなことが常態化してしまってきたと」
テレビ東京は以前から地方ロケや地方グルメなど、旅番組が得意な局というイメージがあったが、『バス旅』はそこに独特なゲーム性を加えたことで人気コンテンツに。
これまで、今回事故が起きてしまった『路線バスVSローカル鉄道乗り継ぎ対決旅』以外にも、『陣取り合戦』、『路線バスで鬼ごっこ!』、『路線バスで鬼ごっご!~バス旅マスター太川から逃げ切れ~』、『BINGO対決旅』など、対決要素を盛り込んでの派生企画が幅広く展開されてきた。
2024年3月からは、テレビ東京開局60周年特別企画『テレ東系「旅の日」』の一環として特番が放送され、これもシリーズ化。25年12月27日、28日には『旅の日』第4弾企画が2夜連続ゴールデン帯で計9時間放送されるなど、もはや『バス旅』はテレビ東京屈指のコンテンツとなっている。
「年末に2夜連続で9時間も放送する大型企画には、多数のスポンサーがついています。テレ東にとって『バス旅』は、もう“やめる”という選択肢はない超重要コンテンツなんです。
今回の前園さんが大ケガを負った大事故は、外部の法律事務所を入れて調査するということですから、その結果次第ではもしかすると『バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』は終了となってしまう可能性はゼロではないのでしょうが、その他の『バス旅』企画も終わるということは絶対にないでしょうね」 (前同)
新たな『バス旅』の派生企画では、小学生を募っての『THEバス旅Jr.』というものが2月17日に発表されている。前園が大ケガを負った件が影響したのか、同月28日という早い段階で募集を打ち切っているが、これは実現するのだろうか……。