■フジテレビは「テレビ不況の終着点」とも言える状況か

 カズレーザーは、生放送の朝の情報番組『とくダネ!』、『めざまし8』、『サン!シャイン』(すべてフジテレビ系)でコメンテーターやキャスターを歴任してきたが、発言が炎上したことはほとんどなかった。

「カズレーザーさんはバランス感覚に優れたタレントですからね。だからといって何も意見を言わないわけではなく、自分の考えはしっかりと持っていて、言うべき時は言うので、多くの視聴者から支持されていますよね。

 一方、ニューヨークを起用したのはフジテレビにとってはある意味でチャレンジの側面もあったと聞こえてきています。同じ吉本にはもっと売れていてゴールデンでメインを張れる千鳥かまいたちのような芸人が多くいますよね。

 そんななかにあってニューヨークに白羽の矢が立ったのは、ギャラがそれほど高くないから。加えて、彼らの今後の伸びしろにも期待しての起用になったと言われています」(前出の制作会社関係者)

『超調査チューズデイ』がスタートしたことで、フジテレビの火曜は午前4時55分スタートの『めざましテレビ全部見せ』から『超調査チューズデイ』終了の21時まで16時間にわたって生放送が続くという編成になった。

 芸能プロ関係者は言う。

「長らくテレビ不況が続いていますが、約10年前、このままいけばまずい“テレビの未来”、“民放局の行き着く先”が予想されていたといいます。その予想というのは、民放局の多くの番組が生放送になるというもの。それは、生放送は編集の手間や費用がかからないからですよね。

 朝の情報報道番組から午後のワイドショー、夕方の情報報道番組、そしてバラエティ番組までも生放送になり、民放が作り込む番組としてはドラマだけが残り、あとは生放送でつなぐ――そんな未来になるのではないかという見解が出ていたといいます。昨年大変なことが起きてしまったフジテレビでは、その“未来”がいち早く来てしまったようだ、と言われていますね……」(前同)

『超調査チューズデイ』に対しては、

《内容はまぁまぁだけど今のところ、生放送にする意味がよく分からない やっぱり、スタジオの編集を無くして制作費を安くするための生放送なのかな?》
《生放送の意味が今の所わからないな 万が一放送禁止用語喋るタレント出てきたらどうするんだろ》

 と生放送であることに疑問を呈する声も寄せられている。

「評判はそこまでは悪くないですが、初回の世帯視聴率は2.9%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は1.8%、コア視聴率(テレビ各局が重視する13~49歳の個人視聴率)は1.4%という厳しいものでした。同時間帯の『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(中京テレビ・日本テレビ系)は世帯9.6%、個人6.0%、コア4.1%と大きく引き離されていて、今後の課題はたくさんありますよね……」(同)

 チャレンジングな番組として局内外から注目を集める『超調査チューズデイ』。そして、同番組が放送されているフジテレビは、約10年前に予測されていた「テレビ不況の終着点」とも言える状況にあるのかもしれない――。