昨年7月25日、沖縄県やんばるの亜熱帯の森を舞台にした“自然型テーマパーク”として華々しくオープンした『ジャングリア沖縄』。現在は苦境が伝えられ、ネットニュースでは“倒産寸前”といったセンシティブな見出しも飛び交っている。

「運営会社・ジャパンエンターテイメントによると、ジャングリア開業から今年1月24日までの半年間で、来場者数は約65万人。1日平均約3500人となりますが、同社は1日の入場者数上限を約5000人としているため、“客入り”は上限の7割程度に留まっていたことになります。

 また、昨年10月の官報で公開された2025年6月期(第7期)決算によると、営業損失は1200万円、純損益は50億9800万円の赤字。これは開業前の先行投資で売上は計上されていない数字ですが、厳しい現実を突きつけているといえるでしょう。また、地元民によれば、オープン当時は予約制だった人気レストランも、今では予約要らずで入れるといいます」(地方紙経済部記者)

 そんな同施設に、巻き返しが期待される新アトラクションの稼働が決定した。GW初日の4月29日から運行開始される『YAMBARU TORNADO(やんばるトルネード)』だ。

 これは直径約16mの円盤状の回転型アトラクションで、円盤の外側に付いた座席が徐々に傾きながら回転、地上約20mの頂点では乗客が逆さまになるというもの。利用基準は4才以上・身長120cm以上となっている。

「同アトラクションは“沖縄唯一のスリル系ライドアトラクション”を銘打っており、ジャングリアが絶叫系のコンテンツにも力を入れ始めたことがうかがえます。運行開始もGWに合わせていますし、ここで一段の集客テコ入れが必要だという事情の裏返しとも受け取れます」(前同)

 果たして、『やんばるトルネード』はジャングリアを救う“起爆剤”になり得るのか。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏は、一定の期待を示す。

「面白ければ、十分に集客のきっかけになり得るでしょう。公開されている写真を見たビジュアルベースの印象ではありますが、絶叫系としてはかなり面白そうですし、こういう“画になる”アトラクションはうまくハマれば強いです」(鳥海氏)