俳優の見上愛(25)と上坂樹里(20)がダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説『風、薫る』。現在は第2週(4月6日~10日)が放送中だが、6日放送回の平均世帯視聴率が朝ドラとしては低い14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録してしまうなど苦戦中だ。
さらに視聴者からは、高石あかり(23)主演の直前作で、時代設定も近い『ばけばけ』からの大きな変化を指摘する声も出ている――。
『風、薫る』は、明治時代に実在した看護師の大関和と鈴木雅をモデルした物語。西洋式の看護教育を受けた一ノ瀬りん(見上/史実の大関)と大家直美(上野/史実の鈴木)が、日本初の専門看護師となり、最強バディとなっていく。
なお、同作はりんの生まれがモデルの大関よりも7年ほど遅かったり、史実では両親がいた直美が”教会育ちの捨て子“になっているなど、あくまでもフィクションの物語である。
対する高石が主演した『ばけばけ』は、島根・没落士族の娘・小泉セツと、日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにした物語。
松野トキ(高石)と外国人の夫のレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ/34)という、怪談を愛してやまない夫婦が何気ない日々を歩んでいく姿を描いた作品で、期間平均視聴率は15.2%だった。
同じ明治時代が舞台の朝ドラということもあり、続けて放送されている『風、薫る』と『ばけばけ』を比較し、困惑の声を上げる視聴者も多い。
『風、薫る』はまず、物語のテンポがかなり速い。『ばけばけ』は“何も起きない物語”というコンセプトのもと、夫婦のゆったりとした時間が描かれた。終盤はそれが裏目に出て間延びした感もあったが、主人公夫婦だけでなく、家族や友人との何気ない日常が丁寧に描かれた点は好評だった。
一方『風、薫る』の場合、第4話(4月2日)から主人公・りん(見上)の父・信右衛門(北村一輝/56)がコレラで亡くなるなど、序盤から激動の展開。4月7日放送回では、りんと運送業を営む男・奥田亀吉(三浦貴大/40)の結婚、彼との娘・環の出産が一気に描かれるなど、特にりんサイドの物語が相当な駆け足で展開されている。
《結婚、出産…展開が早すぎるダイジェスト版を見てるようだ》
《毎日が土曜日のまとめくらい早すぎる!怒ったり泣いたりする場面も早すぎてみんな感情の無い人形のようだ》
《ばけばけがスロースペースだったのもあり、風薫るの早さにびっくりだしなんか演出?脚本?が微妙だな……》
と展開の速さに驚く意見が、Xにも多く寄せられている。