■神宮寺勇太の癒し力

「『踊るように人生を。』(2022年4月13日)は、神宮寺さん主演ドラマ『受付のジョー』(2022年/日テレ系)の主題歌。神宮寺さんの歌い出しで始まる明るい応援ソングです。

 MVでは、社会人の1日を表現していて、ベッドで目が覚める神宮寺さんから始まっています。通勤電車に乗ってオフィスに向かい、デスクに座って電話をしたり、書類の山を受け取ったりするのですが、何をやってもうまくいかない日ってありますよね。

 だけど、気負わずにダメな自分を受け入れられたら少し元気が出てくる。疲れた心を軽くしてくれる栄養ドリンクみたいな1曲なんです」

 そんな神宮寺は、グループの冠番組『King&Princeる。』(日テレ系)では、全国の神社やお寺をめぐるコーナーを担当している。

「神宮寺さんのコーナーでは作法や豆知識など知らないことがあっても目をキラキラさせてお話を聞いていらっしゃいますし、ご自身が体験することにとても前向き。

 どんな困難があっても、こんな風に受け入れて進んでいく方なんだなって清々しくなる。神宮寺さんの素の部分、優しさや男気といったエッセンスが詰まっている曲だと思います」

■神宮寺勇太の舞台演出

「『君がいる世界』(2020年9月2日)は、オンラインでの配信ライブで披露された楽曲です。全国9都市でのライブを予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全公演が中止に。

 配信ライブでは5公演の生配信という贅沢なスケジュールが組まれ、普段のライブツアーでは難しい夢の全ステージ参戦ができたファンの方もいらっしゃったと思います。当然ながら、会場となった横浜アリーナの客席に人はいません。

 しかし、それを利用した演出となったのがこの曲です。客席全体を白い布で覆い、まるで雲を表現したような風景を作りました。無観客ならではのアイデアと挑戦だったと思いますが、とても幻想的な美しい演出になりました。

 この客席の上を大型の船に見立てた乗り物に乗ったメンバーがメインステージへと消えていくのですが、アルバムのジャケットデザインに合わせたものになっているのが素晴らしいですね。この演出を、神宮寺さんがされていたということに演出家としての実力を感じましたし、映像美とともに忘れられない1曲になりました」

■神宮寺勇太のギャップ

 神宮寺は誰にでも優しく、紳士的な振る舞いから“国民的彼氏”と称されている。しかし、そんな神宮寺のイメージを裏切った楽曲があるというーー。

「『Naughty Girl』(2019年6月19日)は、キラキラ王子様のイメージを最初に崩した楽曲ではないでしょうか。気まぐれな女性を口説く男性の熱い想いをセクシーに表現しています。アップテンポなダンスナンバーで、難易度の高いヒップホップダンスを披露しており、鍛え抜かれた腹筋をチラ見せする振りもあったりと、殻を破ったダンスがとにかくカッコイイんです。

 この楽曲を、同じジャニーズの人気グループ・Travis Japanがコピーして披露するために、振り起しをする際の見本にしていたというのが神宮寺さん。振付に忠実で、ヒップホップ独特のこなれた癖がないことや、丁寧に踊るところが同僚にも評価されていることが分かります。

 実際、長い手足を使ったしなやかで力強いダンスはとても魅力的で、上から目線になりますが、ダンスも見るたびに上手くなっていますよね。

 余談ですが、神宮寺さんが、パフォーマンス中にジャケット姿でポケットに手を入れるの、めちゃくちゃカッコイイんです。ファンの方、いかがでしょう?」