■AIが指定した店舗で「万発」超え

 続いてはパチンコ編。前出のギャンブルライターの浜田正則氏によると、前提として「実際の台は確率通りには動かないため、AIを使っても“必ず勝つ方法”は存在しない」のだそう。

 その一方でAIの助けを借りて“負けにくくする方法”“期待値を上げる方法”はあるという。

「AIが得意とするのはネット上に転がっている膨大な情報の“交通整理”。店舗情報、口コミ、過去のイベントデータなどを分析し、最適解を出させるんです。

 まったくの丸腰状態で店を選ぶより、有利になるのは明白でしょう」(前同)

 プロンプト文はそれほど難しくない。例文を記すと、

《#指示 あなたは専業レベルのパチンコ・スロット期待値プレイヤーです》

《#分析 以下の情報をもとに、今日の最適な立ち回り戦略を作ってください

・具体的な「店舗名」「打つべき機種」「番台」まで教えてください

・朝一から5時間打ちます 

・エリア 新宿駅周辺》

《#データ

・現在回転数

・大当たり履歴

・前日最終回転数

・総回転数

・稼働率》

 これ以外に、期待値優先といった条件や店の癖を考慮することなど、自分が重視する点を加えていく。

 今回、記者がAIに答えを求めると、具体的な店舗名を提示。さらに「『エヴァ』や『海』の大型BOXを優先」「前日、強かった末尾台をチェック」「複数台を試打して回転率で判断」など、極めて実戦的な手順まで示してきたのだ!

 この日、記者はAIが指定した新宿某店で試し打ちを敢行。しばらくして、ボーダー以上の台を発見し、見事、万発超えを達成した。

「一段上のテクとして台上のデータランプを写メで送るという手もあります。忘れてはいけないのは、結局、釘を叩くのは人間だということ。膨大なデータをAIに読み込ませれば、“店長の癖”さえも解析できるはずです」(前出の浜田氏)

 AIを活用したら、勝率アップは間違いなし!?

中山カルタ(なかやま・かるた)
1977年兵庫県出身。競馬メディアコンサルタント。2010年頃からライターとして、競馬関係者のインタビュー記事を中心に活動。11年より双葉社刊の競馬ムック『POGの王道』にて編集企画及びライティングに参加。座右の銘は「よく賭けよく払い戻す」。

浜田正則(はまだ・まさのり)
1970年東京出身、関西の芸術大学卒。製本工場の作業員から本のキャリアをスタートし、98年から作家・ライター・デザイン業開始。2005年から専門学校職員、日本語学校専任教師なども務める。竹書房の新人賞佳作受賞。