水曜夜10時台は毎度、日本テレビとフジテレビのドラマバトルが繰り広げられている。4月8日には、この春からの新ドラマとして波瑠(34)と麻生久美子(47)がダブル主演する日本テレビ系水曜ドラマ『月夜行路』、ディーン・フジオカ(45)主演のフジテレビ系水10ドラマ『LOVED ONE』の第1話が同時に放送された。どちらもミステリー系の作品だが、初回の視聴率は『月夜行路』が圧倒したようだ――。

 ドラマ『月夜行路』は、人気ミステリー作家・秋吉理香子氏の同名小説が原作。夫に浮気疑惑があり、家庭に居場所がない主婦・沢辻涼子(麻生)が、ひょんなことから文学を愛する銀座のバーのママ・野宮ルナ(波瑠)と会い、2人で旅先の大阪で繰り広げていく文学ロードミステリー。

 そんな『月夜行路』初回の個人視聴率は3.0%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)。一方の『LOVED ONE(ラブドワン)』は、変人天才法医学者・水沢真澄(ディーン)が主人公の法医学ヒューマンミステリードラマだが、初回の個人視聴率は1.9%だった。

 ディーンと波瑠はNHK連続テレビ小説あさが来た』(2015年後期)でブレイクした同士ということもあり“対決”に注目する声もあったが、第1話は『月夜行路』が制したようだ。

『月夜行路』がより多くの視聴者を集めた背景には、同作が近年のトレンド「考察」の要素も持ち合わせた作品だからではないかという声もある。キャッチコピーは《この旅も、この出会いも、初めから何かがおかしい》という意味深なもので、放送直前にはドラマ公式Xが同コピーを強調した投稿もしていた。

 第1話の時点では、特に波瑠演じるルナを巡って違和感のある描写があり、考察班がうごめいている。

 ルナの違和感――まず、ルナが涼子(麻生)を旅に誘った目的だ。ルナの目的は、表向きには“文学関連の聖地巡り”。バーで出会った涼子が、20年以上前に恋をするも突然「実家の事業を継ぐ」と別れを告げた男・カズト(ACEes・作間龍斗/23)に未練があることを知り、無理やり同行させて大阪旅へ――という流れだったが、第1話のラストでは「彼女(ルナ)が私と旅する本当の理由を知るのは、もう少し先の話だ」(涼子)という意味深なモノローグも。実際には何か深い理由があると見られる。