街にフレッシュなスーツ姿が溢れる季節。この時期に必ず話題になるのが新入社員がわずか数日で会社を去る“スピード退職”だ。期待に胸を膨らませて入社したはずの若者が、なぜこれほど早く会社との決別を選ぶのか多くの人が関心を寄せるところだろう。そこで今回は18~29歳の男女100人に「仕事をすぐに辞めたくなる理由」について聞いてみた。(自社リサーチ)

 第10位(4.0%)は、仕事のやりがい。

 終身雇用が前提ではない現代において、若者はキャリア形成におけるスキルの習得を重視している。そんな中、ルーチンワークばかりで成長を実感しにくい環境ではモチベーションが保てず、離職意欲に直結する。

「気持ちがあがらない仕事はしたくない」(21歳/女性/パート・アルバイト)

「やりがいがないと続けることは難しい」(28歳/女性/会社員)

 第9位(5.0%)は、労働意欲の消失。

 SNSで同世代の活躍を目にすることが多い現代、成果が見えにくい仕事が続くと、自身と比べてしまい、無気力状態に陥るケースもある。理想と現実のギャップや慢性的な睡眠不足、栄養の偏りといった新生活での乱れも無自覚のうちに心身に支障をきたし、やる気を削いでいる可能性もある。

「そのときの気分に左右される」(25歳/女性/パート・アルバイト)

「気持ちの問題だから難しい」(29歳/女性/会社員)

 第8位(6.0%)は、自身への評価。

 昇給や昇進の基準が可視化されていない状況は、将来への不透明感を感じて不安になる。上司の好き嫌いや印象だけで評価が決まると感じたり、正当な評価を受けていないと感じることでモチベーションは低下、組織への帰属意識も奪う。

「報われない仕事はしたくない」(23歳/女性/会社員)

「やってられないと思ってしまう」(27歳/女性/会社員)

 第7位(7.0%)は、キャリア形成への不安。

 情報のアップデート速度に慣れている若者世代が“数年の下積み”という旧来の文化に直面した場合、“汎用的なスキルが身につかない”と危機感を抱き、他社へ目を向けてしまうことも。自分の努力が目標達成にどう直結しているのか見えにくい業務内容も早期離職の引き金となる。

「やりたい業種なのに、思ったようなキャリアが築けないのは厳しい」(24歳/女性/会社員)

「入社前には分からなかった男尊女卑の思想など、女性がキャリアを築けない環境と知ったから、実際に新卒で入った会社を半年足らずで辞めた」(29歳/女性/会社員)

「早めに判断したほうが次につながる」(27歳/女性/パート・アルバイト)