■「仕事をすぐに辞めたくなる理由」、「辞めたくなって当然」なのは
第6位(9.0%)は、転職。
SNSを通じて、他社の年収や働き方が容易に比較できるようになった。その結果、現状への不満の有無にかかわらず、客観的な判断材料が転職を後押しする要因となっている。興味のない分野に時間を費やすことへの抵抗感が強い若者世代は、別業種へのチャレンジ、キャリアチェンジにも積極的だ。
「より条件が良い会社に転職するのは当然だと思う」(24歳/女性/パート・アルバイト)
「無理して続けるよりはいいと思う」(28歳/男性/パート・アルバイト)
「今よりも楽しそうな仕事がしたいと思うのは当然」(26歳/男性/公務員)
第5位(10.0%)は、給料・待遇。
若者世代はコストパフォーマンスの意識が強く、労働時間やストレス量に対して報酬が見合わないと判断した場合、早期離職への心理的ハードルは大幅に低下する。また家賃補助や住宅手当の有無で可処分所得は大きく変動するので、物価高に直面する中、補助がないことを実質的な低賃金ととらえ、より条件の良い企業へ目が向きやすくなる。
「事前の説明に比べて不当だと思ったら辞めたくなる」(24歳/男性/公務員)
「いちばん大事なことだから」(29歳/男性/会社員)
「やる気がなくなる」(29歳/女性/会社員)
「仕事に対する当然の対価だから」(25歳/男性/医師・医療関係者)
「給料が少なすぎると生活できない」(22歳/男性/会社員)
第4位(11.0%)は、仕事の内容。
いわゆる“配属ガチャ”により希望部署や職種に就けないケースもある。興味のない仕事で数年を費やすことになり、終身雇用への信頼が薄い若者世代はキャリアの停滞として強い不安に直結する。“人と話すのが苦手なのに営業に回された”など、資質と業務のミスマッチも自らの強みを活かせる環境へ移るほうが合理的という判断になり、結果として早期離職を招く要因となる。
「そもそも、聞かされていたものと仕事内容が違っていたら辞めたくなって当然」(27歳/男性/パート・アルバイト)
「想像していた仕事とかけ離れていたら、今後ずっとやっていけるか不安になる」(29歳/女性/会社員)
「初日の仕事が楽しいということはないので、1日でしんどくて辞めちゃうのかなと思った」(29歳/女性/会社員)
「やりたくないことをやらないで育ってきた人が多いと思う」(29歳/男性/会社員)
■「会社をすぐに辞めたいと思う理由」ランキング
1位 人間関係
2位 職場環境
3位 労働時間・休日日数
4位 仕事の内容
5位 給料・待遇
6位 転職
7位 キャリア形成への不安
8位 自身への評価
9位 労働意欲の消失
10位 仕事のやりがい