■「ベッキーもいけるだろ」「ベッキーはいらない」侃侃諤諤状態に元キー局Pの見解は

 今回、手越が『イッテQ』に“スタジオ復帰”したこともあって、ベッキーを巡っても様々な意見が寄せられている。

《イッテQに手越が復帰したならベッキーも戻ってきて欲しいなぁ酔っ払いベッキーをイッテQのナレーションで見るのが面白いんだ》
《手越戻ったしもーそろベッキー戻さへん?俺またあの酔っ払ったベッキー見たいんやけど》
《手越戻れたならベッキーもいけるだろ…》

 といった復帰を期待する声もあるが、

《手越は復帰出来たとしても、ベッキー!お前は無いからな視聴者は許さんぞ》
《イッテQにベッキーはいらない。裏でゲスと一緒に嫁を馬鹿にしてたのがトラウマ》

 など強い反対意見も多く、侃侃諤諤という感じになっている。

 同じトラブルで降板した手越と比べて、なぜここまで視聴者の風当たりが強いのか? そして、今後、ベッキーの『イッテQ』復帰はあるのか? 元テレビ朝日プロデューサーで多くの番組を手掛けてきた鎮目博道氏はこう話す。

「ベッキーさんが『イッテQ』に復活する可能性は、なくはないとは思います。だけど、1つ思うのは手越さんとベッキーさんでは、イメージのところで“違う”ことがありますよね。手越さんの場合は復帰前後でイメージは変わっていませんが、ベッキーさんはそうではないですよね」(鎮目氏、以下同)

 鎮目氏は、かつて『イッテQ』に出ていた頃のベッキーは「賢くて、明るくて、面白い、清純派の優等生キャラ」の立ち位置で出ていたと指摘。そして現在のベッキーは、「言い方は悪いですけど、少々汚れキャラに近いような。つまり“キャラ変”して復活した感じですよね」と指摘し、こう続ける。

「現在のベッキーさんのキャラクターが、今の『イッテQ』に必要なキャラかと言われると、疑問なところはあります。

『イッテQ』は子どもが見ている番組だし、内容的にも、番組が求める女性コメンテータの立ち位置は優等生キャラや清純派キャラとか……VTRを見て、良い驚き方をしてくれるタレントが求められていると思うので。番組が求めている女性出演者のポジションと現在のベッキーさんのキャラクターには、大きな差があるとは思います」

 また鎮目氏は、10年経った現在もベッキーの不倫騒動がSNSで批判され続けている件について、こう分析する。

「本当は平等であるべきなんですが……日本は男性に比べて、女性の不倫が厳しく嫌われる風潮があるんです。そして、不倫を巡っては、スポンサーの捉え方も大きいと思うんです。『イッテQ』はファミリー層をターゲットにしたスポンサーが多い。家族で見ている視聴者に向けた商品を売るスポンサーが多いということですね。

 そして、ベッキーさんはそうした層から敬遠されそうな“不倫の過去がある”女性ですから、彼女の復帰に番組スポンサーが難色を示す可能性は結構あるのかなと。それが不安要素の大きな1つですね。ですので、復帰の可能性はと問われると、そんなに高くないのではと思われます」

 キャラ変とスポンサー問題――やはりベッキーの『イッテQ』復活は容易なことではないようだ。

鎮目博道
テレビプロデューサー。92年テレビ朝日入社。社会部記者、スーパーJチャンネル、報道ステーションなどのディレクターを経てプロデューサーに。ABEMAのサービス立ち上げに参画。「AbemaPrime」初代プロデューサー。2019年独立。テレビ・動画制作、メディア評論など多方面で活動。著書に『アクセス、登録が劇的に増える!「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版社)『腐ったテレビに誰がした? 「中の人」による検証と考察』(光文社)