堤真一(61)が主演を務めるTBS系日曜劇場『GIFT』(夜9時~)の第1話が4月12日放送された。平均世帯視聴率は9.4%、個人視聴率は5.7%、コア視聴率(13歳から49歳までの個人視聴率)は2.9%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)だった。

 同枠で初回の世帯平均が2桁を割ったのは22年10月期の山崎賢人(31)主演作『アトムの童』の8.9%以来4年ぶり。今後巻き返しがあるかもしれないが、直前の1月期に放送され、同期のドラマでナンバーワンの人気だった鈴木亮平(43)主演の日曜劇場『リブート』を考えると、少々寂しい滑り出しとなった。

『GIFT』は宇宙物理学者・伍鉄文人(堤)が車いすラグビーの弱小チームと出会い、弱小チームに立ちはだかる難問の答えを導き出しながら、本気で心と身体をぶつけ合うことで仲間、家族の大切さ、愛を知っていく物語。

 一方『リブート』は、妻殺しの冤罪を着せられた家族思いの心優しいパティシエが整形手術(リブート)を行ない、裏社会へ潜入するエクストリームファミリーサスペンス。同作の全話平均世帯視聴率は11.0% 。SNSを中心に“考察ドラマ”として爆発的な盛り上がりを見せ、TVerお気に入り登録者数も最終回時点で1月期ドラマ1位(146.1万)だった。

 そんな『リブート』と比べると寂しいスタートとなった『GIFT』だが――作品の質は決して低くなく、実際に見た視聴者からは“面白かった”という声が多い。第1話では、エース選手役の山田裕貴(35)ほか俳優陣が、マーダーボールとさえ評される車いすラグビーの激闘を見事に演じきっていて、

《車椅子ラグビーのこと全く知らなかったけど演技でも迫力がすごく 伝わってくる! これは見応えありました》
《迫力があるどころじゃない 観ていて怖かった 車いすラグビーに 選手たちはどれだけの思いを込めてぶつかっていくのだろう…》

 などと高く評価されていた。

 また、前作『リブート』で主人公の妻を戸田恵梨香(37)と山口紗弥加(46)が二人一役(整形前と整形後)で演じていたこと、今回の『GIFT』に有村架純(33)、吉瀬美智子(51)、宮崎優(25)が出演していることから、日曜劇場に対する芸能プロダクション「フラーム」所属の女優の起用率の高さも話題を呼んでいる。

 吉瀬は主人公チーム「ブレイズブルズ」のヘッドコーチ・日野雅美役。有村はライフスタイル雑誌の記者として、車いすラグビーや伍鉄(堤)に関わっていく女性・霧山人香役で出演。そして宮崎は、伍鉄が勤務する大学で宇宙物理の研究活動に従事するポストドクター・宗像桜役。初回では宗像が「宇宙初期における原始ブラックホールの形成」という研究発表を行なうも、伍鉄に理論を完全否定されて――という、今後の確執に繋がりそうな描写もあった。

 ドラマの面白さにくわえて、

《フラーム激強!!日曜劇場女優輩出しすぎな件wwwwフラーム会員(ファンクラブ)としては嬉しいよん》
《前の日劇は恵梨香ちゃんと紗弥加さんで今回は架純ちゃんと吉瀬さんと宮崎優ちゃん。フラーム》

 などと話題になっているのだが、「フラーム」は女優が入りたい事務所ナンバーワンとも言われている、業界でも大人気のプロダクション。顔ぶれを見れば分かるように多数の人気女優が集まっていることで知られ、そのため事務所側もNHKドラマや日曜劇場などの“強い枠”の作品に営業をかけやすいとも言われている。

 そんな話題性もあり、初回ではドラマ名がXでトレンド入りもした『GIFT』だが、なぜ一桁視聴率となってしまったのか。まずその理由の1つとしては、「スポーツ」を題材にしていることが挙げられそうだ。