4月になり、複数のYouTuberが「収益化停止」を食らったことを報告したことが話題となっている。いずれの配信者も“思い当たる節”はないとするが、YouTube側のポリシー強化に伴うAI判定が影響しているのではないかと、波紋を広げている。
4月5日に更新したXで、4月1日以降のYouTubeチャンネル収益化が停止されたことを明かしたのは、6歳の息子を育てるシングルファザー「二か月のパパ」だ。
「二か月のパパ」は2018年、37歳で結婚したものの、息子が生後2か月で離婚。親権と監護権を取得したのは『二か月のパパ』で、育児当初は実家に住んでいたが、息子が2歳半のときに2人暮らしをスタート。2020年12月にYouTubeを開設すると、さまざまな育児にまつわるコンテンツを発信し、チャンネル登録者数は約15万人とファンも多い。
収益停止の理由として「二か月のパパ」は、YouTube側から届いたというメッセージを公開した。そこには《自動システムと審査担当者の両方で精査した結果、お客様のチャンネルがYouTubeのチャンネル収益化ポリシーを遵守していなと判断いたしました》(原文ママ)という文言と、《望まない注目が未成年者に集まるように仕向けるコンテンツ》との説明も記載されている。そして「二か月のパパ」は、Xにて、
《父子家庭で一生懸命子育てをしながら地道に活動してきました。危険な行為や虐待行為はいっさいありません。YouTube AIの誤判定だと思っております》
と訴えた。
「その後、『二か月のパパ』は動画を更新し、息子のチャンネル出演は本人が望んでいるということや、“息子がひとり親の子どもとして、好ましくない注目をされていると判断されたのでしたら間違いです”と反論。それでも4月10日には、“チャンネル内を精査します。(収益化)停止中でも新しい動画は更新します”と、更新自体は続ける決意を示しました」(WEBメディア記者)
“望まない注目が未成年者に集まるように仕向けるコンテンツ”の解釈は難しいが、そもそもYouTubeには“家族系”のチャンネルが多数存在する。
たとえば25年8月8日に第5子となる夢空ちゃんを出産したタレントの辻希美の『辻ちゃんネル』(38)は、今のところ夢空は“顔出し”。ただし18年12月に出産した幸空くんについては、3歳になった後、22年3月31日で顔出しを終了している。
またYouTuberグループ「ばんばんざい」の元メンバー・るな(24)と元「エスポワール・トライブ」のはんくん夫婦が運営するチャンネル『るな夫婦の日常』は、25年7月に誕生した長女の素顔について、当初は顔出しをしない方針だったが、26年3月24日に公開した動画で、顔出しを解禁。るなによれば「わざわざ顔出したりとか、そういうことじゃなくてモザイクをやめようみたいな」と、あくまでも“自然体”の姿をそのまま出したいからという説明だった。どちらのチャンネルも4月14日時点で収益化が停止していないことが確認できる。
「正直なところ、YouTubeの収益化停止やアカウント削除は、これまでもその基準がわかりづらいことが指摘されてきました。家族の場合、子どもを出したらダメというわけではないし、顔出しがNGとされているわけでもない。だからといって、未成年である子どもが望んでいるのに、収益化が停止されるのは不本意でしょうね。子どもの顔出しの有無、またその期間については家族の数だけ判断が分かれるといったところところですが、収益化停止の理由が具体的にわからないと対処の方法もないというのが現実です」(前同)
当サイトは、YouTubeを運営するGoogle社に「二か月のパパ」チャンネルが「望まない注目が未成年者に集まるように仕向ける」という判断がなされた具体的な理由を問い合わせたが、期日までに回答はなかった。