水曜10枠のお仕事ドラマ対決となった、芳根京子(26)主演の『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)と、波瑠(31)主演の『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)は、どちらも平均世帯視聴率6%台(ビデオリサーチ調べ/関東地区)の好発進となった。

 しかし『それってパクリじゃないですか?』には、視聴者から不安の声がいくつか出ている。

 同ドラマは、奥乃桜子氏の同名小説シリーズ(小学館)が原作。飲料メーカー「月夜野ドリンク」で働く、真面目でお人好しな新米社員・藤崎亜季(芳根京子)が、弁護士資格を持つエリート上司・北脇雅美(重岡大毅/30)とバディを組み、知的財産をめぐる問題に立ち向かうというもの。

 4月12日放送の第1話は、社運をかけたプロジェクトとして開発が進められている新ドリンクのボトルが、亜季が発案した“キラキラボトル”に決定する。しかし、そのボトルの特許申請が、ライバル会社「ハッピースマイル」に先を越されるという事態が発生。

 この会社のボトル開発担当が大学の同級生だったため、亜希が同窓会で情報を漏らした可能性があると、開発部部長・高梨(常盤貴子/50)らに問い詰められる。そこに、親会社の知的財産部から情報漏洩を調査するため、知的財産権のプロこと、北脇がやって来て……という展開。

「初回から暗い展開の連続のうえ、オフィスのセットなどの画作りも暗め。さらに、芳根の“陰キャ”な雰囲気が拍車をかけてしまいました。また、亜希と北脇が知的財産部で奮闘するという本筋になかなか入らず、イライラした視聴者も多かったのではないでしょうか」(ドラマライター/ヤマカワ)