■どうしても波瑠がチラついて…
混乱するあゆみ(木南)に、Kei(高杉)が「たぶん、俺はもう死んでるんだと思う」と告げる衝撃のラスト。X上では、《モラハラ夫が胸くそ悪すぎて見たくないけど高杉真宙くんの笑顔は見たい!悩ましい…なんて思ってたら予想外の展開!びっくり》《そう!ドラマではこれくらい非日常を摂取したいんです!》など、振り切ったファンタジーへの称賛の声が。
初回はKeiが幽霊かもという以外にも、匂わせ描写が多かった。料理研究家・小椋藤子(瀧本美織/34)が見舞いに行こうとしていた昏睡状態の患者は、おそらくKei。警察が事件性を疑っているようだが、誰か、たとえば渉か、彼に関係する人物に殺されそうになり、藤子は復讐のため、渉の会社とのコラボを装って近づいているのかもしれない。
そんな復讐要素に加え、主人公は主婦と幽霊という不倫にならない恋愛やモラハラ夫など、いかにも女性ウケしそうな要素がてんこもり。《高杉真宙ちょっと異様にビジュが良くないですかね、どうなってるんだ》などと、高杉のイケメンぶりも絶賛されているが、その高杉が本作の不安要素になるかもしれない。
高杉演じるKeiの、まっすぐなキャラを見ていると、どうしても波瑠(34)と結婚のきっかけになった、23年放送『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)が思い浮かんでしまうのだ。ましてや、今回の木南も年上設定。どうしても木南が波瑠に見えてきてしまい、落ち着いて見られない。ラブストーリーに必要な、没入感のじゃまにならなければいいのだが……。
次回、Keiはあゆみに「もっと知りたいし、料理を食べてもらいたい。大切なお客さんには元気で笑っていてもらわないと」と言って、距離を縮めていく。また、週末に会社にとって大切なホームパーティを開くと、渉(中村)にプレッシャーをかけられるのだが、波瑠のイメージを吹き飛ばす、木南の熱演に期待したい。(ドラマライター・ヤマカワ)
■ドラマライター・ヤマカワ 編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。