■遠藤久美子演じる・さつきとの因縁も今後描かれるか

 名刺のシーンだけなら、貴和子(鈴木)はルナ(波瑠)との間に因縁があるようにも思えるが――視聴者の間では、涼子(麻生)の回想の内容から、貴和子とカズト(作間)の関係性を考察する声も多い。

 20年以上前、カズトは涼子に別れ話をする際、大阪に戻って家業を継ぐこと、同席している“マタニティマークつきバッグを持つ女性”と結婚すると言い放ち、「僕はこの人と生きていく」「もう愛情はない」と涼子を拒絶していた。その際の女性こそ、現在の貴和子ではないのか――という考察だ。

《私は鈴木砂羽がカズトが別れるって言った時の隣にいた女なんじゃないかと思った》
《最後の意味ありげな鈴木砂羽さんはカズトの横にいた女性なら年齢的に不思議ではないけど、そんな単純かしら?》

 Xにもそうした考察が寄せられている。

 そして、そんな貴和子に次ぐ怪しい人物というのが、遠藤久美子(48)演じるバドミントンの元日本代表選手・七海さつき。有名人で、第3話での初登場も“テレビに映るバラエティ番組のゲスト”というシチュエーションだった。

 しかし、涼子の母・小川春子(梅沢昌代/72)によると、「涼子はバドミントンの女子ダブルスで、さつきちゃんとペアを組んでた」という。涼子はこの話を自分の娘・芳香(戸田彩巴/20)と息子・篤史(平田光寛/17)にも話していなかった。

 さつきがテレビに映る場面は、涼子の「見えてるものがすべてじゃない。誰にだって、人には見せない別の顔がある」という意味深なモノローグの直後に描かれた。涼子が“考えてみれば自分はルナのことを何も知らない”と感じたことからの独白ではあったが、「人には見せない別の顔がある」というのは、涼子自身も含まれているのかもしれない。そしてそれが、さつきとのエピソードで明らかになる展開が今後あるのかも……。

 4話以降、物語に関わってくることは必至と見られるさつき。視聴者の間では貴和子(鈴木)と同様に、

《カズトくんが別れ話の時に連れてきた妊娠中の女の子がさつきちゃんだったらガチの人間不信になるやつよな、ちょっと想像しただけでえぐすぎて涼子さんグレなかったのすごすぎとか思っちゃった》
《あ、エンクミさんがあのとき(※カズトの別れ話の時)隣にいた人か?確かに雰囲気似てる》
《カズトが「俺は彼女と生きていく」って言った時、隣に居た女の人が七海さつきなのでは?》

 といった、カズトとの関連性を疑う考察も寄せられている。

 ちなみに、第3話には殺人事件の関係者役で東風万智子(46/旧芸名は真中瞳)がゲスト出演していたが、彼女も《どこかで見たと思ってました〜すごく2時間サスペンス味感じ》《なんか見覚えのある俳優さんだと思って #東風万智子 で検索したら 旧芸名?の 真中瞳 さんだった!めっちゃ大人美人》などと話題になった。

 主人公である波瑠と麻生、そしてどうも怪しいとなっている鈴木と遠藤もそうだが、『月夜行路』は女優陣が醸し出す存在感も今期ドラマナンバーワンなのかもしれない。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲ藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。“考察ドラマ”だらけの4月期ドラマに期待している。