■元夫・亀吉と謎の青年・健次郎も大人気

 藤原は過去に演じてきた役もあって今回、『風、薫る』に初登場した時点で視聴者からも怪しまれていた。そして、彼が本性を現したことで、

《爽やか素敵な役なんだけど絶対なんかあるよね…と思ってたら、まあ納得》
《クズ藤原季節キターーー!!なんでこやつが爽やかエリート役を?と思ってたらやっぱり詐欺師だったのね?》
《クズすぎるのにクズすぎない(?) 寛太役、藤原季節しか出来ませんありがとう》
《好青年と詐欺師。これを演じられるのが藤原季節という俳優なのです。好青年だけで終わるのはもったいないと思っていたので、嬉しい展開。にしても…寛太の季節君、色男過ぎる。またどこかで登場すると信じて見続けます》

 と絶賛する声が多数寄せられている。このままフェードアウトしそうな去り方をしたが、再登場に期待する声も多い。

 そして、第4週では三浦演じるりんの夫・亀吉の再登場も話題となった。りんは亀吉と地元・栃木で結婚したが、酒癖の悪さや典型的な男尊女卑の性格など、さまざまな理由から結婚生活が破綻。

 りんは火事に紛れて3歳の娘・環を連れて東京へ逃げるも、りんに執着している亀吉は部下を東京に向かわせ、4月22日放送回で環を誘拐させて、事実上の人質に。りんは23日放送回で帰郷し、正式に離婚することに――という展開。亀吉はりんが去った後も「女のくせに偉そうに。東京のあのクソばばあ連れて生きていける訳ねえべ。おっかぁ、酒」と最後まで悪態をつき続けていた。

 上記のように夫として最低の人物として描かれた亀吉。三浦は彼の人柄を“元家老の娘で学もあるりんに対しての劣等感から被害妄想を拗らせている”と分析して演じたとコメント。《見ている人には「亀吉をぜひ嫌いになってほしいな」という気持ちで演じています」》ということだった。

 クズ夫ながら哀れさも感じさせる亀吉を熱演した三浦には、

《亀吉は嫌いだけれども、演技力で三浦貴大さんのファンになってしまった》
《亀吉はなんだかんだりんへの執着があったねやっぱり。拗らせた劣等感と切り離せない感情だから、けっしてりんを幸せにはしないものなんだけどもさ》
《亀吉のことは許さないけど、三浦さんの名演はアッパレ見事でした!!嫌な役なのにどこか憎めない、そんな男でございました…!!》

 と、三浦の高い演技力に魅了され“役は嫌いだけど俳優は好きになった”という意見が多く寄せられている。

 最後に、佐野演じる島田健次郎。彼はりんが働く舶来品取扱店「瑞穂屋」の常連。進路に悩むりんに優しくアドバイスしてあげるなど、心優しい好青年である。

 独特の空気感を放つ健次郎の素性には謎が多いが、りんの周辺人物では特に距離感の近い男性ということもあって、

《初登場の時よりりんちゃんに心開いて表情が柔らかくなってるシマケン恋すぎる》
《シマケンさんとりんはどういう関係になっていくのかなー》
《いつの日かシマケンの看病をする日が来るのかも》

 といった、今後の進展に期待する声も。

 魅力的な3人の男性キャラクターたちに支えられた『風、薫る』の第4週。視聴率が苦戦する同朝ドラだが、彼らに魅せられた視聴者が定着し、数字が上がっていく展開もあるのかも――。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲ藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。特撮俳優のステップアップの場で知られる朝ドラも見逃さない。