ゴールデンウィークを目前に控え、旅行の計画を立てている人も多そう。近年のインバウンドの影響もあり、連休中は交通機関の混雑が予想される。特にこの機に改めて考え直したいのが新幹線でのマナー。普段から大勢が利用する新幹線でのマナーは、SNSでたびたび議論を呼ぶ。
りきや氏と妻のみやび氏による人気夫婦YouTuber「破天荒夫婦」が、4月13日までに更新されたYouTubeチャンネルで、新幹線のグリーン車をめぐる動画騒動について謝罪したことが話題だ。きっかけは「破天荒夫婦」が一家で新幹線のグリーン車を利用し、旅行を楽しむ様子を公開した動画だった。車内で撮影を行いながら会話をするみやび氏の姿があったが、下車後のシーンでは車内での話し声のボリュームを男性客に注意されたとし、りきや氏が「電車の中で変なじじぃに絡まれてん」「ああいうヤツはグリーン車乗る資格ない」などと男性を批判。これにSNSではグリーン車内で動画撮影すること自体が「マナー違反」と炎上してしまった。
該当動画は現在削除され、謝罪動画ではりきや氏が「本日は、私たちの動画をご覧いただいた皆様、そして今回の動画によって不快な思いをさせてしまった方々に心よりおわび申し上げます」といい、夫婦そろって頭を下げていた。
新幹線は限られた空間で他人同士が数時間を過ごす公共の場。だからこそ周囲への気遣いや振る舞いには普段以上に気をつけたい。自分では気づかぬうちに誰かの快適さを奪ってしまっているケースもありそう。そこで今回は30~40代の男女100人に「イラッとする新幹線マナー」についてリサーチ。「その場面にあったらどうするか」についても聞いてみた。(自社リサーチ)
第10位(4.0%)は、イヤフォン・ヘッドホン音漏れ。
静まり返った車内では小さな“シャカシャカ音”でも鮮明に聞こえることがある。長い乗車時間を、音楽を聞いたり動画を見たりして過ごす人は多いだとう。だいたいは本人に悪意はなく「走行音にかき消されているだろう」と思い込んでいるが、「漏れているかもしれない」という想像力を持つことで、みんなが快適に過ごせるかも。
「少し小さくしていただけますかと、恐縮しながら伝える」(48歳/女性/主婦)
「眠ってやりすごす」(48歳/女性/主婦)
「耐えるか、席を移動する」(47歳/女性/会社員)
「うるさいと感じるが、気にしないようにする」(46歳/男性/会社員)
第9位(5.0%)は、配信系。
冒頭の「破天荒夫婦」ではないが、最近はTikTok配信やSNS投稿をしている人をたまに見かける。ただ騒がしいだけでなく、周囲の乗客を“無断で出演させてしまう”プライバシー侵害の危険もはらんでいる。新幹線は移動するプライベート空間としての側面も強く、予期せぬ露出は強い不快感だけでなく顔バレや居場所特定といった実害を招き、深刻なトラブルにつながることもある。
「あまりにも行き過ぎた行為がなければ特別注意はしないが、冷ややかな目では見てしまう」(47歳/男性/自営業)
「乗務員に伝えて何とかしてもらう」(37歳/女性)
「できるだけ関わらないようにする」(38歳/女性/会社員)
第8位(6.0%)は、くつろぎすぎ。
座席に座って靴を脱いで足を投げ出している人がいるが、他者から見ると視覚的、嗅覚的に嫌悪、不快感を感じることも。自分の意思では制御しにくい“いびき”も、隣の席の人にとっては深刻な騒音となる場合もある。本人はリラックスして快適かもしれないが、周囲にとっては公共の場の私物化と思われてしまうかもしれない。自覚のある人は、スリッパやいびき対策グッズを利用するなど対策してみてもいいかもしれない。
「乗務員さんに伝えてなんとかしてもらう」(43歳/男性)
「耐えるしかない」(35歳/女性/パート・アルバイト)
「ストレスだが、気にしないように努める」(43歳/男性/会社員)
「見ないようにして我慢する」(40歳/女性/主婦)
第7位(7.0%)は、におい。
自分にとっては食欲をそそるお弁当の匂いや、衣服の清潔な香りが、閉ざされた車内で他人にとっては、不快感や体調、気分を左右する強力な刺激物になることもある。近年では柔軟剤や香水による“香害”は、健康被害をともなう深刻な問題として認識され始めているので、移動日は香りの強い製品を控えるといった意識を持ちたい。また長旅の新幹線では食事の匂いもSNSでよく議論を呼ぶ。食べる際は、においの強すぎない食べ物にしたり、周囲に配慮する気持ちが必要だろう。
「防ぎようがないので、ひたすら耐える」(46歳/女性/パート・アルバイト)
「臭いとブルーになる」(42歳/女性/主婦)
「自由席なら移動する」(43歳/女性/会社員)
「その場では耐えるが、その交通手段はそれ以降使わないようにする」(35歳/女性/医師・医療関係者)