魂の伝道師、ラモス瑠偉のコラム。

 W杯前の最後の活動だった3月シリーズを、日本代表は連勝で終えました。

 特にイングランド戦勝利はジーンと来ました。昨年10月のブラジル戦は、味の素スタジアムで大勢のサポーターに背中を押される形でしたが、今回はアウェイ。それでも勝利したことで、選手たちは敵地の雰囲気に関係なく実力を出せることを改めて証明。「本当にタフでたくましい集団になったんだ」と力強く感じました。

 2連勝の収穫を挙げると、一番は欧州勢を倒した自信でしょう。

 W杯出場国のスコットランドは、決して簡単な相手ではなかった。イングランドも、ハリー・ケインやベリンガムなどスター選手数人が出ていませんでしたけど、やはり強豪国です。そういう相手に対し、森保一監督の描いたプランがうまくいったからこそ、どちらも1-0で勝ち切れました。

 W杯本番前に「自分たちの持っているものを出せば勝てるんだ」「俺たちはやれるぞ」という前向きな気持ちになれたことは、非常に大きな意味があります。

 1試合目は後半から三笘薫選手や堂安律選手など主力を投入し、終盤に連動した攻撃から伊東純也選手が決勝ゴールを奪う形でした。そして2試合目は前半のうちに三笘選手が先制点を取って、その1点を最後まで守り切った。異なる試合展開で連勝できたことも、目に見える収穫でした。