日本の自動車業界がもっとも華やかだった80~90年代。俺たちが “乗った・乗りたかった” あの一台をプレイバック!
オーソドックスなメカニズムを熟成させた楽しい運転感覚でTHE SPORTS OF TOYOTAを名乗る
■3Lツインターボエンジンと後輪駆動で走りを熟成
トヨタスープラは、セリカの上級に位置するスポーツカーだ。セリカは直列4気筒エンジンを搭載したが、スープラは6気筒になる。
特に人気を高めたのは、1993年に登場した2代目(北米では4代目)で、CMコピーは「THE SPORTS OF TOYOTA」。当時、トヨタ車が自ら「SPORTS」を名乗ることは珍しく、それも話題になった。
2代目スープラの全長は4520mm、全幅は1810mmで、当時の日本車ではワイドであった。
直列6気筒3Lツインターボエンジンは、最高出力が当時の自主規制による上限だった280馬力、最大トルクは44kg-mに達した。当時のターボを装着しないエンジンに当てはめると、4.5Lの排気量に相当する性能だ。駆動方式は後輪駆動。
ちなみに1990年代前半のスポーツカーは、4WD、後輪操舵、ショックアブソーバーの減衰力を変化させる機能など、先進技術を積極的に採用した。
しかし2代目スープラはこれらを使わず、オーソドックスなメカニズムを熟成させて、ドライバーが車両との一体感を味わえる素直で楽しい運転感覚に仕上げた。まさに「THE SPORTS OF TOYOTA」であった。
インパネはドライバーを囲むようにデザインされている。メーターパネルの中央には、速度ではなくエンジン回転計を装着している。
ボンネットの長いスポーツカーの典型的なデザインだ。大型リヤスポイラーは、メーカーオプションとして用意された。
後輪駆動とあって、シフトレバーの収まるセンターコンソールの位置が高い。全グレードの運転席に、電動調節機能を装着した。
販売を終えて20年以上を経過するため、中古車の流通台数は少ない。海外でも人気が高く、中古車輸出も活発だから、価格が高騰した。RZの新車価格は423万円(東京地区)だったが、中古車価格は700〜1300万円だ。