マグニチュード7.7――。4月20日、三陸沖を震源とする地震が発生した。幸い被害は軽微なものだったが、日本列島は今、2つの大きな危機に瀕している。
「その一つが、南海トラフ地震です。政府の専門機関は、これまで30年以内の発生確率を80%程度としてきましたが、現在は“60~90%程度以上”という試算を示しており、いつ起きてもおかしくない状況です」(全国紙社会部記者)
想定被害の規模は、次のページの図にあるように甚大なもの。物理学者で静岡県立大学特任教授の鴨川仁氏も、その危険性をこう指摘する。
「南海トラフの断層全体が割れれば、最大でM9.1程度と想定されています。東日本大震災が9.0ですから、まさに同規模。特に津波の被害は、とても深刻なものとなりそうです」
その津波は、関東から九州までの広範な沿岸部が被災するため「東日本大震災と同様か、それ以上に、復旧が長期戦になる予測」(前出の記者)という。